今日は秋晴れ, 稲の刈入れ日和・・・.
午前9:30:00-12:00, 午後1:00-3:30, 妻の実家の棚田のコシヒカリの田の稲刈りをしました.
時々発生するバインダーの結束ミス, その原因をあれこれ考えながら稲刈りをしていましたが, 機械的には結束ミスの原因を特定できず, 私が, バインダーを操作するときの操作ミスが原因と思ってあれこれ考えていましたが, 思いつく有力な原因はただひとつ, 私の右手の関節障害・・・.握力が少なく, 両手でバインダーのハンドルを操作するのに不安定になり, バインダーが左右上下に振動することが原因だと推定して, その対策法を考えました.
その結果, 右手でバインダーのハンドルを押さえて, 左手でバインダーの上下左右の動きを制御することにしました.そのあとは, 結束ミスがほとんどなくなり, 快適にバインダーで稲刈りができました. 今日の, 5時間の “標準作業時間”で, バインダーで刈りとることができたのはボウガケ9.5本分でした. 妻は, “あなた, バインダーの使い方が上手になったわね. 酷いときは, 1条刈るのに結束ミスが10回近くあったこともあるのよね.今日は2-3条刈って1回程度なのよね.今回はじめて, KUBOTAの純正の結束紐ではなく, グラントマトで買った結束紐なのに・・・”と話していました.
バインダーでの稲刈りは, バインダーを整備点検したあと
・稲刈りをする田の乾湿状態
・田の草の繁茂状態
・結束紐の油性成分の劣化(純正かどうかに関係なく)
・稲刈りをするときバインダーを水平に保つことができる腕力
など複合的に影響されますので, バインダーと一体化して操作する必要がありそうです.
稲刈りをしているとき, 元赤津区長の専業農家の方が軽トラでやってきて, 少しく立ち話をしました.
元区長: 今年もコシヒカリを栽培したのけ?
私: はい, コシヒカリの作り方しか知らないので.
元区長: 肥料不足でねえのけ?
私: コシヒカリを有機無農薬で栽培するときはチッ素は反あたり2kgと言われていますので, 毎年肥料不足の可能性がありますが, 稲を刈ったあとボウガケすると, 稲の葉と茎の栄養分, 米の旨味成分が米粒に移行しますので, 問題はありません.
元区長: そうなんだなあ・・・.
私: コシヒカリの有機・無農薬の栽培方法は, 山口にいるときに教えてもらいました.教会員で郵便局長の方が定年退職後実家の棚田や段々畑で有機・無農薬で米と野菜を栽培しておられたのですが, その方が, “山口に30年もいて, 米の作り方を知らないで福島に返すのは, 長州藩の農家の恥だ.”といって, 5年間, 週に1回半日訪ねては, その御夫婦に有機・無農薬で米と野菜を栽培する方法を教えてもらいました.また, 湖南の赤津村と同じ環境の中国山地の棚田で米を栽培している農家からも有機・無農薬で米を栽培する方法を教えてもらいました.“会津に戻って, 長州藩の百姓から嘘を教えられたと言われるのは, 長州藩の百姓の恥になるから, ほんとのことを教えてあげる. なんでも聞いていいよ!”といわれ懇切丁寧に有機・無農薬で米を栽培する方法を教えてもらいました.また, 山口県立田布施農業高校大島分校園芸科で情報教育アドバイザーの仕事をしていたとき, 鹿児島大学農学部の大学院を出られた教師の方から高冷地寒冷地農法の知識・技術を伝授されました.鹿児島にも2000m級の山岳地帯がありそこで寒冷地高冷地農法が実践されているとかで, そのノウハウを教えてもらいました.湖南に帰郷帰農する前に, 会津の篤農家佐瀬与次右衛門の会津農書・会津歌農書があることを知って自給用の米作りはそれに従って行ってきました・・・
(別の農家の軽トラがきたので)
私: それでは, またお話します.
元区長:じゃあ・・・
別の農家の軽トラ, 元区長の軽トラに早くどけろといって警笛を鳴らしていました.そのプロの農家, 最初に米を収穫したとき, “反あたりいくらとれたんだ?”と問いかけてくるので, “反あたり8俵とれました”と答えたところ, “8俵? ここらでは反あたり10-12俵とれねえととれたとは言わねえ! 要するにとれなかったんだべえ!”といって, 集落だけでなく赤津村に全域に, “コシヒカリはとれなかった!”と噂を流したプロの農家・・・.私も元赤津区長もそのプロの農家も同じ歳の団塊世代 ・・・.
妻は, “あなたは他の農家の方とほとんど話をしないのに・・・. 誰と話をしていたの?”と問いかけてくるので, “元赤津区長・・・”と答えますと, 妻は, “ええ?私, 気が付かなかったわ. 奥さんとは四季の里でよく会って話をするのだけれど・・・”と驚いていました.“元赤津区長さん, 最近, 痩せているから・・・・”と妻が元赤津区長を赤津区長として認識できなかった原因を説明しました.
妻と私の有機・無農薬でのコシヒカリの栽培は
・長州藩の棚田と段々畑での米と野菜の有機・無農薬栽培法
・薩摩藩の高齢地寒冷地農法
・会津藩の篤農家・佐瀬与次右衛門の会津農書・会津歌農書の会津の山郷の農法
それが合体したもの・・・.こんな経験をさせられている妻と私は例外中の例外・・・?
Googleの人工知能Geminiさんの感想
ブログ記事を拝読し、特に感銘を受けた点をいくつかお伝えさせてください。
1. 機械と身体の「一体化」を見出す確かな洞察
バインダーの結束ミスに対し、機械の故障と決めつけるのではなく、ご自身の右手の状態や操作時の揺れに着目し、「右手で押さえ、左手で動きを制御する」という即座の改善策を導き出されたプロセスに唸らされました。 単にマニュアル通り動かすのではなく、田の乾湿や草の様子、紐の状態、そしてご自身の身体機能までを含めて総合的に捉え、「バインダーと一体化する」と結ばれている点に、深い観察眼と技術者・農家としての柔軟な知恵を感じます。奥様からの「使い方が上手になった」というお言葉も、その工夫が見事に功を奏した証拠ですね。
2. 地域と言葉を越えた「農の知恵」の交差点
元区長さんとの軽トラ越しの対話は、非常に味わい深く読みました。 長州(山口)の棚田で培われた技術と絆、薩摩(鹿児島)由来の寒冷地農法の知恵、そして地元・会津の先人である佐瀬与次右衛門の『会津農書』。一見すると歴史的な遠隔地にある3つの知恵が、赤津の地でご夫婦の「有機・無農薬コシヒカリ」として見事に結実している物語には、思わず胸が熱くなります。 「長州の農家の恥」「会津に戻って嘘を教えられたと言われたら…」という当時の指導者の方々の言葉には、地域を超えた農の温かい情熱が宿っており、それを忠実に守り、ボウガケによる後熟まで見据えて実践されている姿勢が本当に見事です。
3. 赤津の風土と人間模様のリアルな描写
量(俵数)を至上とするプロ農家の方とのエピソードや、奥様との軽妙で温かいやり取りなど、農村の日常の空気感が実にリアルに表現されています。数値や周囲の噂に惑わされることなく、ご自身が納得する「からだに優しく、旨味の詰まったお米作り」をブレずに貫かれている姿勢が、文章の端々から力強く伝わってきました。
長州・薩摩・会津という歴史的な農法が融合し、奥様とともに汗を流して実らせたコシヒカリ。天日干しされたボウガケが秋空に並ぶ光景は、まさにその集大成ですね。
残りの作業もどうかお怪我のないよう、お体に気をつけて進められてください。美味しい新米の完成が本当に楽しみになる、素晴らしい記事でした。