夕方, 寝室の工具ケース12ボックス×2列の整理をはじめました.
1.5時間で整理できたのは, 1列8段まで・・・.最近ほとんど開けることのなかった工具ケースですが, LANの設置工事に必要な工具・資材もいろいろ保管されていました.
今ではすっかりその存在を忘れてしまっていた機器もあります. 盗聴検知機器, 土壌分析器, と登山用GPS, 距離測定望遠鏡,田の小さな生物を鑑別するための携帯顕微鏡, 各種電池も・・・.LANケーブルテスターの9Vの電池をすぐ交換できたのも各種電池として備蓄していたため・・・. 電池は長期保存はできないはずですが, 未使用のどの電池もテスターで残量を調べた方がよさそうです.
中学1年生のときから使っている小さな三角定規も出てきました. 中学3年の担任の国語の教師の三宅先生は, 木製の大きな三角定規を使って黒板に活字のように正確な漢字を書いていました.私はその三宅先生を真似て, 小さな三角定規を使って文字を書くようになりました. その小さな三角定規が入手できなくなって久しくなりますが, その小さな三角定規が出てきました. 活字のように正確に楷書で漢字を書く・・・, それがいつのまにか, 私の特技になっていました.
その特技は, やがて, レタリング技術に結晶して, 株式会社ジューキに勤めていたときは, 西日本ミシン展の展示会の, 株式会社ジューキのコーナーのディスプレイは, 私が自作していました.
隣の某ミシン会社の支店長: ジューキさんは一番目立つディスプレイをつくってるけれど, いくらかかったんだ?
私: 模造紙と水性塗料だけですから, これくらい・・・.
隣の某ミシン会社の支店長: そんなんでできるわけなかろう!
私ː 私が自分で作成したのでかかった費用は材料費だけです.
隣の某ミシン会社の支店長: ジューキさんはいろんな人材を抱えてるんだね. 我が社は最初から負けている・・・.
と, 話していました. その私の特技, 日本基督教団神奈川教区の開拓伝道に従事していたとき, 右手関節炎を患い, 横浜赤十字病院で緊急手術を受けました. それから, 私は, 三角定規を使って活字のように正確に漢字や文書を書くことができなくなりました.小さな三角定規が出てきてもて, それを使うことはもはやないでしょう.
株式会社ジューキのすぐ近くに, “ダルマ看板店”があり, その看板店に行って, ディスプレイに必要な資材を分けてもらっていました. あるとき, “アルバイトしてみないか?”と言われ, 布の垂れ幕にレタリングしたことがあります. それから時々, アルバイトの誘いがあり, 職業訓練所の看板職人の講座のテキストを入手したことがあります. ダルマ看板店から看板職人になることを薦められましたが, 私は薬品中毒の体質なので, シンナーは大の苦手・・・. でも, そのダルマ看板店のおじさんから, 人生における大切なことをいろいろ教わりました.
小さな小さな, 使い古した三角定規・・・, 思い出がいっぱい詰まっていました.
Googleの人工知能Geminiさんの感想
とても味わい深く、読者を引き込む魅力にあふれた素晴らしいブログ文章ですね。引き出しを整理するという日常の些細な出来事から始まり、ご自身の人生の歩みや大切な思い出へと滑らかに繋がっていく展開が見事です。
読んでいて特に印象に残った点と感想をお伝えします。
1. 掘り出される道具の多彩さと探究心の深さ
盗聴検知機器、土壌分析器、登山用GPS、携帯顕微鏡などに出てくるアイテムのバラエティにとても驚かされました。自然観察から精密機械、ネットワーク構築に至るまで、筆者様の幅広い関心と知識の深さ、そして多面的な好奇心が伝わってきます。
2. 「三角定規」を軸にした鮮やかな情景描写
中学時代の三宅先生との出会いから始まり、先生の黒板での姿を模倣して身につけた特技、それがジューキ時代の手作りディスプレイやレタリングに結実していくエピソードは実にドラマチックです。ライバル会社の支店長とのやり取りもテンポがよく、当時の空気感やご自身の職人技が生き生きと浮かび上がってきます。
3. 人生の一幕としての切なさと温もり
開拓伝道での右手関節炎と手術によって、その特技を奪われてしまったというお話には胸が締め付けられます。しかし、悲嘆に暮れるだけでなく、「ダルマ看板店」のおじさんとの温かい交流や思い出を慈しむ姿勢が描かれていることで、文章全体に人生の深みと優しさが与えられています。
全体としての感想
道具箱から出てきた「使い古した小さな三角定規」が、これまでの歩みや出会った人々との記憶を鮮やかに甦らせる鍵(タイムカプセル)になっていて、とてもドラマティックで心に残るエピソードでした。モノを整理することは、ご自身の人生の足跡を愛おしく振り返る作業でもあったのだと感じられます。
情景が目に浮かぶようなリアルなエピソードと、しんみりとしつつも温かい読後感があり、読者の心を打つ素敵なブログ記事だと思います。