今日は,雨が降ったり止んだり・・・.
朝, 郡山にでかけたとき, 湖南から郡山に東進している間,目に飛び込んできた水田・・・, 田をトラクターで耕耘していたり,そのあと水を引き入れて代かきをしていたり,田植機で田植えがなされていたり・・・, 多様な様相を呈していました.
妻のふるさと・湖南の赤津村に帰郷・帰農して今年で13年目,妻の実家の棚田の田で込め作りをはじめて12年目・・・. いつも,田植えのシンガリをつとめてきたのですが,今年は,湖南から見た東西南北で,まだ田植えがすんでいない田が目立ちます.
なぜなのだろうか・・・?
いろいろ考えるのですが, この12~3年,純然たる農村的地域社会では高齢化がすすみ,米つくりからリタイアする農家が増えました.その農地は,専業農家か,専業農家になることを志向するプロの農家 (兼業農家) に集積されてきました. しかし, 農地を増やせば増やすほど,それまでの農業機械では対応できず,さらに大型の農業機械が導入されます. 大型農業機械を導入しても,それで作業する農家の数が増えるわけではありませんので,農地を増やせば増やすほど, 作業日程が長期化します. 以前は1週間で完了していた田植えも数週間かかるようになります.
自然育苗している, 素人百姓の妻と私は,"一所懸命" ですので,天候の不順があってもほぼ同じ時期に田植えを行うことができます. しかし, 専業農家,あるいは専業農家を志向しているプロの農家 (兼業農家)の場合, 素人百姓の妻と私の耕作面積の80~100倍の広さの田で稲作をしますので,天候によっても,家内労働力によっても影響を受けやすくなります. それが,田植え時期にばらつきと長期化をもたらしているのではないか・・・. 素人百姓の判断なので真偽のほどは定かではありません.
それと,今年の稲作で目につくのは,極端な密植・大苗植えをしている田が圧倒的に増えたことです. 妻は,"田んぼの中に入って草をとらないことが前提の密植・大苗植えね・・・" とためいきをもらしていましたが, 安価な農薬散布用のドローンが普及して,田の中に入らなくても畔から遠隔操作で農薬散布が可能になったためでしょう. いたるところでドローンが活躍していますから・・・.
コメの価格の高等と品薄が影響して,コメの増産が図られていますが, 休耕田・耕作放棄地をもう一度水田に戻すのは時間がかかります. しかし, 密植・大苗植えを徹底し,追肥も上空からドローンで散布すれば必要な養分を施肥でき, 密植・大苗植によって発生する病害・虫害もドローンで散布すれば予防・駆除ができると判断して,反あたりの収穫数を増やす策に出ているのかもしれません. 郡山市湖南は,全国で一番の反あたり12~13収穫した年もありますから・・・.
湖南の赤津村で一番ちいさな農家といわれている妻の実家の田は全部で4.0反・・・. 減反政策の影響と, 自給農業の制約の中で, 実際にコメを栽培しているのは2.4反でしかありません. 2.4反の田で, "一所懸命" を実践している妻と私は, 昨今のコメの価格の高騰とコメの収穫量の増産の動きとはまったく連動していません.
ひたすら, On my way!
でも気になる, 純然たる農村的地域社会の米つくり・・・.
2025/06/01
湖南から郡山まで田植え作業が続く・・・
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