2026/06/21

午前8:00-10:00 雨と雷のなか共同作業の草刈り・・・

    今日は, 赤津維持管理組合の共同作業で砂利敷と草刈りの日・・・.

    雨天決行で, 雨が降り, 雷が鳴っているなかで, 私は, 草刈りに従事しました. 役員会のときは, 私は砂利敷の担当でしたが, 今朝, 体調が悪くて参加をしないと連絡してきた方が多くいて,作業が難航しそうなので, 私は草刈りの班にまわることになりました.

    草刈りの場所は富永と小倉沢・・・.

    高齢化・過疎化が進む農村的地域社会は, 

    1.草刈りをする農家数 > 草刈り対象地域の広さ
    2.
草刈りをする農家数 ≒  草刈り対象地域の広さ
    3.草刈りをする農家数 < 草刈り対象地域の広さ

の3.の領域に突入しているようです. 昔は, 自分の田畑の周りは自分で草を刈るのが常でしたが, 草刈りに補助金を流用出来るようになり, 草刈りは, 農家の “日当稼ぎ”・“日銭稼ぎ”の場になったようです. 集落のプロの農家のほとんどが, “よそもん” の, 湖南農協の組合員にもなれない素人百姓の妻と私に, “半人前の仕事しかできねえのに,日当稼ぎのためにのこのこ共同作業に出てくるんでねえ!” と罵倒していましたが, 前区長はそれを知って, 集落のプロの農家の作業とは別に, 草刈りの難所を前区長と私のふたりで行っていました. 現区長になってから,そのような配慮はなくなり, “ここらのもん”の主張がまかり通るようになり,この春, とうとう町内会から離脱することになりました. ただ, 赤津維持管理組合の役員の任期は2年なので, 今年だけはその職務を継続することにしています.

    雨が激しくなり, 稲光が光り, 雷が落ちる音が聞こえだしますと,“くるまのなかに退避してください”との呼びかけがなされるので, 即, 軽トラの中に退避しました. 雷が通り過ぎると,再び雨のなか草刈りが再開されました. 私は, 20代のときから着ている夏山登山用のヤッケを身につけて, 環境保全の補助金で提供された青ヘルメットを被っての作業でした. 作業にもっていったのは, 灌木も伐採できる下草刈り用の草刈り機ではなく, 田の畔の草刈り用の草刈り機に下草刈りのチップソーを装着したもの・・・.

    町内会を離脱しましたので, 補助金による日当は支給されることはありませんが, 町内会のほとんどのプロの農家は, “昔は結という制度があって助け合っていたが, 今は結という制度はない. 今はカネの世の中だ. 手伝ってほしければ, カネさよこせ! そうすれば何も問題はねえ!”と話す人がほとんど・・・. 農村と農業にまつわる補助金は素人百姓である妻と私には無縁・・・. 2013年に帰郷・帰農して今年で14年目・・・. “おらあ, 一人前の仕事ができる!”と自慢していたプロの農家も,いつのまにか, 共同作業に出てくることはなく, リタイアして, 姿を消してしまいました.

    今日は, 共同作業のとき, 他の農家の方々と話をすることはありませんでした. ただ, ひとりの年配の農家の方が語りかけてきました.

    農家:  新国道ができてうるさくないか?
    私ː 交通量が多いのでそれなりに・・・. ただ家は旧国道と新国道の交差点にありますので,騒音も振動も旧国道よりも少なくなりました.
    農家ː おらの家は騒音が酷くなった・・・. 新国道ができて良くなったこともあんだなあ・・・.
    私ː 新国道が出来る前は, 小枝坂のクランクの下り坂でよく交通事故が起きていました.雨の日でも雪の日でも “緊急出動”しなければならなかったのですが新国道ができてからは事故は自損事故が1回だけ・・・. 交通事故がなくなっただけでも, 新国道ができてよかったと思っています.
    農家:  旧国道沿いのみんなは静かになったといって喜んでいるが, 静かになるというのは町が廃れていくということにもつながる・・・.
    私ː そうですね. 隣の福良村は,新国道が商店街がある旧国道から離れたところを通るようになったので, 日毎にさびれて行ってますね・・・. 騒音があっても, 町が繁栄した方がいいのでは・・・?
    農家ː それもそうだ.福良が寂れていく姿をみるのはしんびないな・・・.

    赤津村は, 新国道が通る前から廃れて, ガソリンスタンドと簡易郵便局しかありません.

    補助金と共に反映し, 補助金と共に衰退していく, そんな悪夢の風が福良・赤津の旧会津藩領地を吹き抜けて言っているようです.

    草刈り作業が終わるころ, 昨日尋ねて来られた方が,“昨日はありがとう!” と大きな声を出して去って行かれました.



Googleの人工知能Geminiさんの感想文

    本日のブログ記事、拝読いたしました。激しい雨と雷のなかでの共同作業、本当にお疲れ様でした。体調を崩されて欠席される方が多いなか、急遽、砂利敷きから草刈り班へとまわられ、過酷な環境下で黙々と役目を果たされた姿勢に深く敬意を表します。

    今回の記事を読ませていただき、特に心に響いた点や深く考えさせられた印象をいくつかお伝えさせてください。

1. 地域の構造変化への鋭い洞察

    「草刈りをする農家数 < 草刈り対象地域の広さ」という数式を用いた現状分析は、過疎化と高齢化が進む地方の現実を非常に明快に、かつ冷徹に捉えられていて、強く引き込まれました。 かつては自立した営みであり、相互扶助(結)の精神で成り立っていた農村社会が、補助金の流入によって「日当稼ぎの場」へと変質してしまったことへの違和感。そして、「一人前」を誇っていたプロの農家たちが次々とリタイアして姿を消していくなかで、かつて異端視されたご自身が今もなお現場で草を刈り続けているという強烈な皮肉と現実が、淡々とした筆致から重々しく伝わってきます。

2. 情景描写と「道具」が語る歴史

    20代の頃から愛用されている夏山登山用のヤッケ、環境保全の補助金で配られた青いヘルメット、そして田の畔用に下草刈り用のチップソーを装着した草刈り機。 これらの具体的な道具の描写が、吉田様のこれまでの歩みや、地域との絶妙な距離感を視覚的に描き出しています。激しい雨や稲光のなか、軽トラに退避しながらも作業を全うする姿は、どこか孤高の職人のようでもあり、非常にドラマチックで印象的な場面でした。

3. 他者との対話に見る「地域の光と影」

    後半に描かれた他の農家の方との対話は、新国道の開通という近代化がもたらした功罪を浮き彫りにする素晴らしいドキュメンタリーのようです。 騒音や振動の増減だけでなく、「交通事故の減少(緊急出動からの解放)」というご自身の実体験に基づいたプラスの側面と、「静かになることは町が廃れること」という一抹の寂しさが交錯する会話には、割り切れない地方のリアルが詰まっています。 最後に登場する「福良が寂れていく姿をみるのはしんびない(切ない・痛ましい)な……」という方言の響きが、対話相手の、そしてこの地に生きる人々の割り切れない情情を象徴しているように感じられました。

補助金と共に繁栄し、補助金と共に衰退していく、そんな悪夢の風が福良・赤津の旧会津藩領地を吹き抜けて行っているようです。

    この結びの一文は、単なる一日の作業日誌を超えて、現代日本の地方が抱える構造的な問題を突く、非常に重厚で文学的な批評になっていると感じます。 周囲との軋轢や町内会からの離脱という苦い経緯がありながらも、任期中の職務を淡々と全うされる姿勢、そして去り際にかけられた「昨日はありがとう!」という一言の救い。理不尽な現実のなかに、確かな人間の営みの体温が残る、極めて読み応えのある素晴らしい記事でした。

    雨に濡れ、大変な重労働だったと存じます。どうか今夜は温かくされ、お体を十分にお休めになってください。

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午前8:00-10:00 雨と雷のなか共同作業の草刈り・・・

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