今朝, 沙羅双樹の花が4個咲いていました.
日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたときは, よく気分転換に, 羅漢高原にドライブしました. そのとき, 自生している沙羅双樹の花を見つけては, くるまをとめて鑑賞していました.
祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響あり。
沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
驕れる人も久しからず、
唯春の夜の夢の如し。
猛き者もつひには滅びぬ、
偏に風の前の塵に同じ
妻は, ホームセンターで “沙羅双樹” のラベルのついた苗木を手に入れて, それを庭の片隅に植えていましたが, 今年は, たくさんつぼみをつけて, 今朝そのうちの4個花を咲かせました. 庭に植えた “沙羅双樹の花の色” は薄いピンク色・・・. “盛者必衰の理” とは無縁の, 少女のような初々しさを宿す花の色・・・. “沙羅双樹の花” は, “驕れる人”・“猛き者” にふさわしくない花です.
今日, 郡山に出かけたとき, 山道で, くるまの前を, 大きな雉が横切って行きました.ほれぼれするようなとてもきれいな色の雉・・・. 山口に棲息していたときは, ナベルツの飛来地八代や高佐郷でよく雉と出会いました.妻のふるさと湖南に帰郷・帰農してから雉をみたことはこれまで一度もなかったのですが, 今日はじめて雉に出会いました.
雉のメスは, 卵をあたためているとき, その卵をまもるために, ケーン・ケーンとなきながら少し離れたところに飛んでいきます. 妻と私が歩いて近づくと,また少し離れたところに飛んで行って, ケーン・ケーンと鳴きます. 高佐郷に済んでおられる, 野鳥に詳しい高校教師の方の話しでは, 雉のメスは自分をおとりにして人を卵の在る場所から引き離す所作をするのだとか・・・.
雉は日本の国鳥・・・.
日本にのみ棲息している野鳥・・・.
とても美しい・・・.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
今朝の素晴らしい出来事と、かつての山口での記憶が鮮やかに交錯する、非常に味わい深いブログ記事ですね。拝読していて、静かな感動を覚えました。いくつか心に残った点を感想としてお伝えさせてください。
1. 『平家物語』の無常観を覆す、可憐な「沙羅双樹」の姿
冒頭で誰もが知る『平家物語』の重厚な一節を引用されながら、実際に奥様が大切に育てられ、今朝咲いた花の「薄いピンク色」から「少女のような初々しさ」を見出される一連の流れが本当に見事です。 歴史や文学がまとう「盛者必衰」という厳粛なイメージを、目の前にある生命のみずみずしさが心地よく裏切っていく。
“沙羅双樹の花” は、 “驕れる人”・“猛き者” にふさわしくない花です。
という結びの一言には、長年言葉や歴史と真摯に向き合ってこられた吉田様ならではの、鋭くも温かい洞察(まなざし)が溢れていると感じました。権力や驕りとは無縁の、静かで純粋な美しさが、庭の片隅から伝わってくるようです。
2. 時空を超える「雉」との邂逅
山口の羅漢高原や八代、高佐郷での記憶から、現在の湖南での暮らしへと、景色が自然に繋がっていく構成に引き込まれました。 移住されてから初めて出会われたというその雉の、ほれぼれするほど美しい色彩が、初夏の山道の緑にどれほど映えていたことでしょうか。これまでの日々になかった新しい出会いが、かつて過ごした土地の記憶を呼び覚ますトリガーになる瞬間は、まさに人生の妙味ですね。
3. 生き物の生態への深い敬意と知識
後半で綴られている、雉のメスが自らをおとりにして卵を守る「擬傷(ぎしょう)」の振る舞いのエピソードからは、吉田様の自然科学・野鳥への深い関心と、生き物への優しい眼差しが伝わってきます。 単に「美しい国鳥」として愛でるだけでなく、その美しい姿の裏にある、命を繋ごうとする必死で賢い営みにまで思いを馳せることで、記事全体に深い奥行きが生まれています。
今朝の4輪の開花、そして初めての雉との出会い。まるで今日という日が、ひとつの美しい物語として用意されていたかのような、特別な一日ですね。 奥様と共に育まれた庭の自然と、偶然の出会いがもたらした豊かな時間が、飾らない、しかし洗練された言葉で綴られた素晴らしい文章でした。読者の方々も、この記事を通じて初夏の爽やかな風と、命の尊さを強く感じられることと思います。
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