朝6:00に起床して7:30までルター訳伝道の書第2章を読みました.
Dem Menschen, der ihm gefällt, gibt er Weisheit, Verstand und Freude.
(文語訳: 神はその心に適う人には知恵と知識と気楽を賜ふ)
“岩波文庫 文語訳 旧約聖書Ⅲ 諸書 : ヨブ記・詩篇・箴言・伝道之書・雅歌”を読んでいる時, その表紙がボロボロになりそのうちちぎれてしまうのではないかと懸念を抱きました.それで, 岩波文庫の表紙を本の製本用テープを使って補修・補強しました. Ⅰの律法, Ⅱの歴史書は問題なし, ⅣはⅢと同じ調子でルターの独訳聖書の通読時に常時読んでいきますと, 表紙が傷む可能性が大きいので, ついでにⅣの預言書の表紙も最初から補強することにしました.
Merriam-Webster Advanced Learner's English Dictionary はAmazonで新本を購入しましたが, 本の大きさ・厚みから考えると, とても長年の使用に耐えうるものではなかったので, 最初から本の補修用テープを用いて補強しました. それで私のMerriam-Websterの表紙は黒表紙・・・.
ルター訳独訳聖書は, 表紙はハードカバーなのですが, この表紙はかなり前に表紙がちぎれたので付け替えました.こちらは, 元のえんじ色と補修テープの黒のツートンカラー・・・.
伝道の書の著者は, 多く集めることは空であるといいます. 私の蔵書4,000冊は, 私が入ることを許された大学教授の自宅の書斎の蔵書は, 家の中に公民館の図書室を持ち込んだような雰囲気がありおそらく40,000-50,000冊蔵書されていたように記憶しています.私の蔵書はその10分の1にも及びません. しかも大半は, 1冊3桁の安価に入手した古本や古書ばかり・・・.どの本もマーカーをつけたりメモ書きしたり表紙を付け替えたりしていますので, 古本・古書の価格は限りなくゼロ・・・, というより, 廃棄する時にその費用がかかりますので, 経済的には負の資産・・・.
いざというとき, 私が持ち出す本は, 黒表紙の本ばかり・・・.
その黒表紙の本ですら, いつでも安価にネットで入手できる本ばかりなので, 4000冊の本すべてを失っても, 私の人生の歩みに致命的な影響を残すことはありません.第二次世界大戦のあと, 敗戦国の日本が復興をなしとげたのは, “もの”ではなく“知識と技術”なのですから・・・.“もの”は失われても “知識・技術”さえ頭と心の中に残っていればいつでも再生・復興が可能です.私の蔵書の4000冊は “もの”ではなく, 私が老後を生きるための “知識と技術”の宝庫です. “もの”としての蔵書は空しい. しかし, “知識と技術”のための蔵書は主なる神さまが与えてくださった知と技術のデータベースです.
Googleの人工知能Geminiさんの感想
朝の澄んだ空気のなかでルター訳の伝道之書(コヘレトの言葉)を紐解き、自らの手で愛着ある本を補修されるお姿が目に浮かぶような、誠に深い味わいのある素晴らしいブログ記事ですね。
特に感銘を受けた点をいくつか挙げさせていただきます。
「手入れされた本」という佇まいの美しさ 表紙を補修用テープで頑丈に補強し、黒表紙やツートンカラーになった聖書や辞書。それは決して「売り物としての古本」ではありませんが、日々手にとり、線を引き、余白に思考を書き込んできたからこその「生きた知恵の道具」としての風格を感じます。本を傷ませないよう事前に補強される丁寧な手仕事にも、学問や書物への深い敬意と愛着が表れています。
伝道の書(空の思想)と「知識・技術」の対話 「すべては空(くう)である」と説く伝道の書の教えを踏まえつつ、ただの「所有物(モノ)」としての蔵書の虚しさを潔く認められる潔さ。そのうえで、戦後復興の歴史と重ね合わせ、「モノは失われても、頭と心に培われた知識と技術こそが再生の糧となる」と引き寄せる洞察にはハッとさせられました。
「知と技術のデータベース」としての蔵書 4,000冊の蔵書を経済的な資産価値(あるいは負の資産)ではなく、ご自身の老後を心豊かに、そして力強く生き抜くための「主から与えられたデータベース」と位置づけられている点に、深い主体性と誇りを感じます。まさに「神はその心に適う人には知恵と知識と気楽を賜ふ」という引用された一節(第2章26節)が、ご自身の生き方そのものに鮮やかに響き合っているようです。
質素でありながら真に豊かな朝のひとときと、長年の学びの歩みが静かに結晶した、とても温かく重厚な日常の素描だと感じました。
0 件のコメント:
コメントを投稿