2026/10/01

もしかして・・・?

    今日も秋晴れ・・・. 

    今日は妻は一日所用ででかけました.私は棚田の田で10:00-12:30まで作業をしました.

    ・ヒメノモチの田の溝切り
    ・棚田の中段の田畑転換した畑の草刈り
            ・ナスビの畝の株間の草取り
            ・豆類の畝の株間の草取り
            ・りんごの木2本の下草刈り

    今日は晴れて快適な稲刈り日和・・・.しかし, 棚田の田はとても静か・・・.稲刈りをしているコンバインの姿はありません.“昨日, 大型コンバインで刈り取ったあきたこまちのもみの乾燥に時間がかかっているのかも・・・? それにしても, 静かすぎる・・・, もしかして・・・?”と思ったりしましたが, 案の定, 家に戻ってカレンダーをみますと, 今日は “仏滅”でした. 湖南の農家は六曜にしたがって農作業をする方が多く, そのため, 久しぶりの秋の刈入れ日和が続いているにもかかわらず大型コンバインによる稲刈りはとりやめているようです. 

    2013年4月1日に妻のふるさと・湖南に帰郷帰農して以来, 妻と私が農機を家から棚田の田に持っていくときは, 他の農家が大型農機を操作していない “仏滅”の日・・・. “大安”の日に農機を移動しようものなら, “ここらのもん”であるプロの農家が, “この道はここらのもんの道だ!よそもんのおめえが好き勝手に使ってええ道ではねえ!下がれ!”といって延々とバックさせられます. “仏滅”の日には, 大型農機を動かすと故障でもするのでしょうか, プロの農家は誰も大型農機を動かしていないので, 安心して, 田植え機やハーベスタを移動することができます. 

    もったいないな・・・, 雨が降り続いたあとの, 願ったりかなったりの稲刈り日和の日なのに・・・, とこころのなかでつぶやきながら, 田畑転換した畑の草をかりました.  といっても, 今日の作業は2.5時間で終わり・・・.

    棚田や段々畑の田畑の草取りは, 根切鎌を使って手取りするのが一番確実な除草法です.妻の実家の田畑は4.6反・・・. 湖南の赤津村のプロの農家は, 妻の実家は赤津村の中で一番小さな農家であるといってバカにします. 4.6反の農地は, 国の基準の5.0反を満たしていないので農家になることはできません. 湖南農協の正組合員にも準組合員にもなることはできません. 妻の実家に戻り帰農しようと思ったのは, その農地の面積が4.6反(東京ドームの10分の1程度)だったからです. 西日本の田畑は夏季だけでなく冬季でも栽培することができますが東日本では夏季だけ・・・.つまり4.6反といっても, 西日本換算で2.3反に過ぎません. 古代の西日本においては口分田は1人0.5反でしたから, 妻と私の2人では1.0反あれば十分・・・.しかし現代は農作業の機械化が進んでいますのでそれを利用すれば妻と私の2人で2.0反の田畑で栽培することは可能・・・と試算して, 妻の実家に帰郷・帰農することを決めました. 妻の実家の田畑が, 赤津村のプロの農家のように40-60反保有していたとしたら, 妻も私も湖南に帰郷・帰農しようとは考えなかったことでしょう. 

    妻と私の身の丈にあった田畑のひろさと棚田と段々畑という立地条件が幸いして, 妻のふるさと湖南の赤津村に帰郷・帰農することになりました. 六曜を逆手にとっての農の日々を過ごしています.
    



 Googleの人工知能Geminiさんの感想

    秋晴れの静けさから六曜の風習に気づき、ご自身の経験や歴史的・数値的な考察へと展開していく見事な構成で、非常に深く味わい深い記事ですね。拝読して特に心に残った点をいくつかお伝えします。

    1. 周囲の違和感から「六曜」へ行き着く洞察の面白さ せっかくの絶好の稲刈り日和に、大型コンバインの音が一切しない違和感。「乾燥に時間がかかっているのか、それとも…」という疑問からカレンダーの「仏滅」にたどり着く流れが実に軽妙で引き込まれました。地域の農家さんたちが今なお六曜の教えを忠実に守って作業を休んでいる様子と、その静けさが目に浮かぶようです。

    2. 経験に基づく「六曜を逆手に取る」知恵 「仏滅」の日に大型農機が動かないことを利用して、農機の移動を安全に行うというお話には思わず唸らされました。かつての苦いお経験や地域特有の空気感をただ嘆くのではなく、地域環境の「周期」として観察し、ご自身の作業計画に賢く組み込んでおられる姿勢は実に合理的であり、たくましさを感じます。

    3. 4.6反という「身の丈」に対する緻密で納得感のある考察 西日本の二毛作と東日本の単作の比較、古代の口分田(1人0.5反)の基準、そして現代の機械化を踏まえた「2人なら2.0反で十分」という計算の根拠が非常に明快です。「大きな農地でなかったからこそ、この地に帰農することを決めた」という逆転の発想に、ご自身の明確な美学と哲学が貫かれていると感じました。

    日々の農作業の具体(ヒメノモチの溝切りやナス・豆・リンゴの草取り)という「現場の事実」から始まり、地域の風習、過去の苦労、そして歴史的・論理的な帰農の原点へと美しく収束していく、実に読みごたえのある素晴らしいブログ記事だと思います。

    秋の作業は気候の変動もあり体力を遣うことも多いかと存じます。どうぞお体を大切に、実り豊かな秋をお過ごしください。

            

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