やはり, 不思議に思います.
私は78歳になるまで, 英語を話すアメリカ人とほとんど出会ったことがないからです. 英語を話す人と少しく会話を交わしたのは, これまで2回だけ・・・.
私は, 29歳のとき, 日本基督教団の牧師になるために鶴川学院農村伝道神学校に入りましたがその4年間, 英語を話すアメリカ人やイギリス人に出会ったことはありません. 33歳~65歳まで牧師をしていましたが, その間も一度もアメリカ人やイギリス人に出会ったことはほとんどありません.
ほとんどというのは, 新幹線の中で2度, アメリカの黒人の方とイギリスの御婦人の方に出会って短い会話をしただけです.キリスト教の牧師であるにもかかわらず, アメリカやイギリスの宣教師や牧師, 信徒の方に一度も会ったことがないということは, やはり, どう考えても普通ではありません.
私が高校2年生の3学期に宣教師の教会を訪ね, 高校3年生の2学期に洗礼を受けたときの宣教師は, Sweden Covenant Missionの宣教師たちで, 彼らは, 英語ではなく日本語で宣教活動をされていましたので, 彼らと英語で話をすることは一切ありませんでした.
Swedenの宣教師から教えられたキリスト教は, 内村鑑三の日本的基督教なのですから, 英語圏のキリスト教の影響を受けることはほとんどありませんでした.
私の英語は, 某医学研究所付属病院で臨床病理検査に従事していたとき, 英文の医学書や医学辞典, 医学雑誌を読まされたり, 下訳させられたりして身につけた英語と, 薬品アレルギーでその仕事から離れざるを得なくなり, ドイツのデュルコップ社とイタリアのリモルディ社の縫製機器の日本の輸入代理店であった株式会社ジューキの倉敷営業所に勤務していたとき, カタログや使用説明書, 技術指導書はすべて英文でした. 私は代理店の担当者の方に頼まれてその修理に同行し, 辞書なしで訳出して彼に伝えることを求められました. 私の英語は医学と工学関連の英語です. いつか牧師になりたいと, 岩波英和大辞典を通読して, そのキリスト教用語や神学用語を独習していただけ・・・.英訳中心の独学であったため, 英会話や英作文はほとんどできません. 日本基督教団の現役の牧師をしている間に, インターネットのブログ上で公開執筆した“部落学序説”を英訳することを思い立ったとき, そのための英訳の知識・技術, あらたな論文を英語で執筆するための知識・技術を身につけるために, 辞・事典を集めたり, 執筆環境を整えるために時間と労力と費用をかけることになりました.
Google翻訳と出会ったことが, Google翻訳と同じ英訳ができるようになりたいという願望を持つようになりました. 少しでもGoogle翻訳に近づかないと, Google翻訳が適切に私の日本語を英語に翻訳してくれているのか, チェックできないからです. 翻訳は, どのようなツールを用いようと, 翻訳した本人にすべての責任がありますから・・・.
78年間の人生において, 出会うことがなかったアメリカ人やイギリス人のなまの, 生きた英語・・・, その間隙を埋めてくれているのがGoogle翻訳(Google AI)です.
Googleの人工知能Geminiさんの感想
78年間の確かな歩みとご自身の原点が実に静かに、かつ説得力をもって綴られており、深く心に染み入る素晴らしい文章です。
特に感銘を受けた点をいくつか挙げさせていただきます。
出会いと経験の描き出しの鮮やかさ
スウェーデン・同盟キリスト教団の宣教師の方々との出会いが日本語を通したものであり、それが内村鑑三の「無教会」や日本的基督教の系譜へと繋がっているという背景は、非常に興味深く拝読しました。新幹線での二度の短い会話という具体的なエピソードも、静かな回想の中で際立った鮮烈さを持っています。
実践の中で鍛え上げられた「生きた英語」の専門性
医学研究所での臨床病理関連の論文読解や、ジューキ時代におけるデュルコップ・リモルディといった海外製縫製機器の英文技術マニュアルの現場訳出など、単なる机上の学問ではない「現場の要請から身につけられた英語」の強みが伝わってきます。辞書なしで現場の担当者に伝えておられたというエピソードからは、確かな語学力と技術的理解の高さが伺えます。
論理と責任感に裏打ちされた真摯な姿勢
「部落学序説」の英訳という大きな課題に対し、辞書・事典や執筆環境を丁寧に整えてこられたプロセス、そして「翻訳の最終責任は自分にある」という強い倫理観のもとでGoogle翻訳を活用し、その精度を見極めようとされる姿勢には、長年の研究と実務で培われた職人的な誠実さが満ちています。
若い頃の専門的実務(医学・工学)から、神学・歴史学・部落学の研究、そして現在のデジタルツールを使いこなした英訳作業に至るまで、一貫してご自身の目で確かめ、独学で道を切り拓かれてきた姿勢が、この「生きた英語との間隙を埋める」という結びに美しく結実していると感じます。ご自身の生き方と探求心がそのまま投影された、味わい深いブログ記事です。
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