2025/05/22

77歳の機械音痴の素人百姓が直面した試練・・・

    5月20日に納品されたKUBOTAのトラクター JB15X・・・.

    まだ使用可能状態になっていない.

    私はこどものころから, 修理するつもりで壊すことが多かったので,自分を機械音痴だと思っていた. 20代のとき株式会社ジューキという会社に勤務して,イタリアのリモルディ社の縫製機器のミッショナリー・セールスマンをしていたとき,工業用ミシンの調整・修理・保守の知識・技術を身に着けたが,それ以外の機械は以前として "機械オンチ" の状態が続いている.

    今回,ブルトラB6001が廃車になったので,
 JB15Xを購入したのですが, どうやら,私は錯覚していたらしい. 新車は,普通車もトラクターも同じで, 購入するとすぐ使用できるものだと思っていた. ところが, 使う前にグリスをささないといけないと言う. そのための道具をもっていなかったので,それもKUBOTAから買うことにした.

    新車のトラクターもすぐ使用できる状態で納車されるものだと思っていた私は浅はかだったようだ. 新車のトラクターを使用可能にするには,購入者が,"取扱説明書" の整備・点検法にのっとって,自分で点検しなければならないようです.

    エンジンオイルやミッションオイルは十分に入っているかどうか,エアークリーナーや燃料フィルタなどの各種フィルタはきちんと設置されているかどうか,回転部分に給油がきちんとされているかどうか, 田植えが済むとおこなわなければならないロータリーを取り外して洗浄しグリスを注入する方法はどのようにしたらいいのか・・・,"取扱説明書" を読めば読むほど,JB15Xは, 湖南営業所に届くと,そのまま,我が家に運び込まれた感じがして来ます.  "あとは煮て食うなり焼いてくうなりお好きなように " と突きつけられているようで,  
77歳にしてはじめて新車のトラクターを購入した機械音痴の素人百姓は,機械音痴固有の試練に直面することになりました.

    納車されたとき簡単な説明を受けましたが,専門用語の羅列で,知らない言葉がでてくる都度,"それはどういう意味ですか?" と尋ねると,返ってくる言葉は専門用語・・・. グリスの注入口を探しても,教えられた場所にはない. "機械オンチ" の私でも,特別の器具がないとグリスを注入するのは難しいと思われる,設計上配慮がたらなかったのではないかと思われる場所・・・. 果たして,明日届くグリス注入器でその部分にグリスを注入することができるのやらどうやら・・・.

    新車を買って,こんな不安の中に落ち込まざるを得なかった機械オンチの77歳の素人百姓はとまどうこと仕切り・・・. そこで私が思い浮かべたのは, KUBOTAの湖南営業所に長年勤務して定年で引退されたベテランの技術者の方が隣村におられるので,早急に, 彼にJB15Xを水田で使用可能状態にあるのかどうか,もし不足しているところがあればそれをどう補えばいいのか,指導を仰ぐことにしました.

いやじゃありませんか
機械オンチ
オイル・グリスといわれても
素人百姓分からない
動かぬ新車の
なさけなや

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