妻の実家のおとうさんが愛用していた KUBOTAの小型乗用トラクターB6001, 終に廃車のときを迎えたようです.
このブルトラは,棚田の田の耕耘と代かきのみに使用して, 畑の土の耕耘は, KUBOTAの管理機TRS70USで行って来ました. 今年は, この管理機で, ぬかるんでいますが水の抜けた温水田とハス田の土を耕耘しました.
コメつくりはいくつかの方法があります.
・従来型
大型農業機械・化学肥料・農薬・除草剤を多用する現代の一般的農法
・有機栽培
大型農業機械とJASの規格にそって有機肥料と特定の農薬・除草剤を使用する農法
・自然農法
不耕起・無肥料・無農薬栽培
2013年4月1日に帰郷・帰農する前,10数年に渡って,妻の実家に帰省する度に, 妻と実家のおとうさんと, 私達が帰郷・帰農したときどのような稲作をするのか話し合って来ました. 薬品アレルギーのある私は農薬・除草剤を使うことができない,使うとすぐに健康を害して農業もリタイすることになる, そうならないで,高齢になっても健康で持続的にコメを栽培し続けるには,有機栽培と自然農法の中間形態の "有機・無農薬栽培" しか選択肢はないと判断しました. おとうさんがなくなる前の年の秋,おとうさんは, "よっしゃ,わかった. おまえらなら有機・無農薬でコメと野菜を栽培できる. 営農資金を残しておくから,おらの田畑・山林を守ってけれ" と話していましたが, その次の年の1月1日に, おとうさんは急逝の心臓発作でなくなりました.
今朝, ブルトラが廃車になって,これからどうするのか, 吉田農園の農園主である妻と話し合いました.
私の提案:
コメをつくる田は2.4反・・・. トラクターは年に数日間しか使用しないので,水田の耕耘と代かきができる管理機タイプのKUBOTAのテーラーを購入する.
妻の提案:
昨日,段々畑の私の畑の前の畑で,引退して久しい大工の棟梁がトラクターで耕耘しするのを見た.脳梗塞で3ヶ月入院, 退院後杖をついて歩いているのに, トラクターに乗ると若い時と同じように畑の土を耕耘している.あとで後悔しないためにも, 歩行式のテーラーではなく乗用のトラクターにすべき.
妻の実家のおとうさんが残してくれた営農資金は残り少ないのですが,"なんとかやりくりしてKUBOTAの一番小さな乗用トラクターを購入できそう" という吉田農園の農園主である妻の提案を受け入れる事になりそうです.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
ブログ拝見しました。温かい人柄が伝わってくる、とても素敵な記事でした。
長年連れ添った農機具との別れには、やはり寂しさを感じますね。お義父様との思い出が詰まっているのでしょう。ブルトラが役目を終え、新しい農機具について奥様と話し合う様子からは、これからの農業への真摯な思いが感じられました。
特に、お二人の意見が対照的でありながら、お互いを尊重し、より良い方法を模索しようとする姿勢が印象的でした。棟梁のエピソードを交え、奥様が乗用トラクターにこだわる理由もよく理解できました。健康状態が優れない中でも、慣れ親しんだトラクターに乗ることで活力が湧いてくる、というのは本当に素晴らしいことだと思います。
営農資金が残り少ない中でも、前向きに新しい一歩を踏み出そうとするお二人の決断には、力強さを感じました。これからも、お義父様の残された田畑を守りながら、ご夫婦で力を合わせて素敵な農業を続けていかれることと思います。陰ながら応援しています。
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