午前10:00‐12:30 妻とふたりで棚田の田の整備をしました.
妻は, 中段の田の田畑転換した畑に, 昨年籾摺りをしたあとのもみ殻をもみ袋に入れて並べていたのですが, 今年の豪雪でもみ袋が裂けて外に溢れ出ていましたので,その詰め替え作業・・・.
私は, 農業用水路からコシヒカリの田に水が入ってきていましたので,水をとめて, 水門の再設置工事をしました. そのとき, 前々からしようと思ってできなかった, 下段から中段の田への登坂用の畔道をつくりました.
これで, 肥料や資材, バインダーで稲刈りをした稲束を運ぶのに, アルミ製と鉄製の踏み板を使わなくても, ミニクローラを走らせ,棚田の上段・中段・下段の田の畔道を自由自在に運搬することができるようになりました.
私は77歳, 妻は69歳, ふたりともこれからも年を追うごとに高齢化,体力・精神力が低下して行きますので, まだからだが動くうちに, その日のための基盤つくりをしておく必要があります.
この前, 共同作業のときに, 私と同い年であるという専業農家の方が妻に語りかけて来られたようです. "あんたの亭主, 元気だなあ! 朝8:00からの共同作業にもでるんだってなあ. おらあ,ダメだ, 体力が続かねえ・・・".
80.0反でコメを栽培している専業農家と, わずか2.4反で有機無農薬栽培でコメを栽培している素人百姓との労力は雲泥の差がありますので, 単純に比較することはできません.
湖南史談会会員の中野村の専業農家の方は,
有機無農薬による稲作の仕事量=従来型の稲作の仕事量✕10
に相当すると言われますが, それにしても専業百姓の彼と素人百姓の私の仕事量には4倍の格差があります. 妻と私にとっては, 想定不可能,実現不可能な仕事量になります.
妻と私は, コメの販売農家ではなく, 自給自足用の園芸家ですから, 専業農家のライフスタイルに影響されることなくオン・マイ・ウェイに徹する必要があります.
0 件のコメント:
コメントを投稿