朝6:00‐8:30ギリシャ語聖書を通読・・・
今日からヨハネによる黙示録に入っていますが, そのギリシャ語はとても読みやすい・・・. 新約聖書は27の文書から成り立っていますが, 執筆者によって, 使われている言語や文体は異なるので, 一本調子でギリシャ語聖書を通読することはできません. 読んですぐ理解できる文書もあれば, 難解で解読することが簡単にできない文書もあります.
日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき,その教会には, 隠退牧師が2人,隠退牧師の婦人やその子息・子女, 孫たちが居て, なにかにつけて牧師である私を批判してきました.
元救世軍の士官をしていた隠退牧師は, 前任者が自害したあと赴任してきた私に,
1.日本語の聖書だけを読んで説教すること (ギリシャ語の解説は必要なし)
2.信仰体験だけを語ること (カールバールとの引用は不可)
3.礼拝の讃美歌に楽器を用いてはいけない (肉声でのみ賛美)
4.礼拝堂をこどもの遊び場にしてはいけない
5.教会員宅を家庭訪問してはいけない (隠退牧師が各家庭を回って生活の資を得ることができるように配慮しなければならない)
6.説教の時間は15分(下手な説教を長時間聞かされるのは拷問に等しい)
7.牧師は, どの信徒よりも貧しい生き方をしなければならない (隠退牧師より豊かな暮らしをしてはいけない)
私が知っている救世軍岡山小隊の阿部少尉 (当時は少尉:やがて大尉として活躍された) の信仰と神学とはまったくことなる信仰と神学であり, 救世軍士官としてはとても違和感のある隠退牧師でした. 被差別部落出身者とその関係者が教会を離脱して, 他の日本基督教団の教会に移ったとき, その隠退牧師も教会を離れて行きましたので, それ以降は, 極普通の "福音派" の教会の牧師としてその職務をまっとうすることができました."社会派"の牧師としてではなく, "福音派"の牧師として部落差別問題に取り組むことができました.
神学校在学中に入手した神学書だけで, 西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしてきましたが, 神学書は英書と独書ばかり・・・. 日本語の神学書は, 翻訳本を含めてほとんど入手することはありませんでした. 英書と独書の方が安価に入手することができましたから・・・. ギリシャ語聖書を通読するのは, この歳になってはじめて・・・. 今読んでいるギリシャ語新約聖書は, Nestle Aland の "Novum Testamentum Graece" (26th) ですが, その通読を終えて, あらたに通読をはじめるときに読むのは, 同じ "Novum Testamentum Graece" (28th) ・・・, 無学歴・無資格 (Academic Outsider) ならではの新しい学問的聖歌を受け入れることの遅さ・・・.
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