2024/12/16

昨日は1日観聖寺文書の判読・入力・印刷・・・

    昨日は1日観聖寺文書の判読・入力・印刷作業をしました.

    昨日までにA4養子10枚分をプリントアウトすることが出来ました. 判読できないくずし字は□で表示して, 後日解読することにして, とりあえず, 真言宗観聖寺の跡地に住みその宗教遺産を継承しておられる吉田さんから読むことを許されたすべての観聖寺文書を活字にする作業に徹することにしました.

    信州における真言宗当山派の触頭のひとつである観聖寺の職務遂行に関する古文書を判読することにしていますが, 当時の触頭が何をしていたのか, 多くの古文書が残されています. 私はその一部をアトランダムに読むことを許されているだけですが, それでも, 触頭の職務の全体像を把握するには十分です.

    修験道の一般史・通史でいわれていることがらと異なる姿が記されている場合も少なくありません. 一般説・通説の "色眼鏡" でみると, 歴史の真実を見過ごしたり見失ったりする可能性が多分にあります. 先祖の歴史は, その子孫によって読み解かれることで, 先祖の歴史を継承していくことになります.

    "情は人のためならず", 日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき, 被差別部落の歴史を調べたことがありますが, そのとき, 試行錯誤しながら地方史研究・郷土史研究, 被差別部落史の研究に関する知識・技術を独学していきました. その知識・技術を活かして, 私の先祖の歴史を調べているのですが, その知識・技術が間違っていなかったことを確認させられています.

    被差別部落の子孫たちが, 先祖の, 近世幕藩体制下の司法・警察である "穢多" 役, "非人" 役の歴史を受け入れ, 継承, 先祖が "穢多" であることの "誇り" を取り戻すためには, 日本の左翼主義思想が捏造した, 被差別部落の先祖を "賤民" とする "賤民史観" という差別思想 "色眼鏡" を外して, 歴史の事実を自分の目で確認していく必要があります.
       

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この冬の知的作業は観聖寺文書の再判読・・・

    今日は1日,  これまで再読した観聖寺文書を再検証して, MSwordで活字化, A4判19枚にプリントアウトして, 隣村の郵便局からゆうパックで送りました.     12月20日から来年3月20日までの3ヶ月間, 晴耕雨読ならぬ晴れた日は除雪作業, 雪の降る日は読書三昧...