2025/10/18

無医村での試練の日・・・

     午前10:00にコシヒカリの稲刈りを再開しましたが, バインダーの調子が悪く, 刈り取った稲が田の土の上にバラけます.

    それで, 2時間かけて故障の原因を取り除きましたが, それでも結束できないので, Kubotaの湖南営業所に軽トラにバインダーを載せて持っていきました.なんと今日は休業日・・・. しかし, 中から鍵をあけて担当者の方と所長さんが出てきました.そして, 修理向上で修理していただくことができました.

    そのあと, 棚田の田に戻り, 妻が, 稲刈り鎌で手刈りした稲束をボウガケしました. そのあと, ぶどうを収穫しようとして,素手でもぎ取っているとき,右手の人差し指の先端をハチに刺されました. 激痛に襲われて,毒がまわらないように, 人差し指の根本を縛り,ハチに注入した毒を外に絞り出そうとしました. 妻が, 家に戻ってアンモニア水を持って来てくれたので, それをかけて中和(したつもり)・・・・. 家に戻ると,右手の人差し指だけでなく,中指と薬指の先端も痛みがきていると自覚して,"毒がまわってきたのかもしれない" と思って,医者で治療してもらうことにしました.

    しかし, 隣の隣村の医院は休診日・・・. それで,更にその先の医院まで軽トラを走らせましたが,そこも休診日・・・. 帰郷・帰農する前,妻の実家のおとうさんから,何度も,"ここは無医村だ" と聞かされていたことを思い出して,その現実の厳しさに直面した思いを持ちました.急病になっても,診てくれる医者がいないこともある・・・.

    医院の駐車場にくるまをとめたまま,自分に言い聞かせました.ほんとうに,からだ全体に毒が回って行っているのか・・・? なぜ,中指と薬指だけに痛みがきて,親指と小指に痛みがこないのか・・・? ハチに刺された人差し指と,中指と薬指の痛みの原因は別なのではないか・・・? それで,バンダーを自分で修理しているとき中指と薬指に痛みを感じていたことを思い出しました.ハチに刺されて,痛みと麻痺と腫れが出ているのは,右手の人差し指だけで,ハチの毒は他にまわっていないと自己診断して,家に戻りました.

    その途中,隣村の半澤医院のことを思い出しました.郡山の東北南病院の麻酔科の医師の実家です.それで, もしかして・・・と思って,立ち寄りますと,先客がいました.その診察・治療をまって,半澤先生にハチにさされたあとの処置をしていただくことになりました. ハチにさされてから,40分以上経過しているので,ショック症状をおさえる注射を打つ必要がないこと, 痛みをとるのに有効なのは,ハチに刺された指をひたすら冷却することだけであるとの診断を受けました.

    半澤先生は,  "赤津村も福良村も,典型的な無医村です.  金曜と土曜日だけ,実家に戻って診察していますが, たまたま,偶然, 診察できただけ・・・"と話しておられました. 半澤先生に, "いつか,福良に戻って,毎日診察をされる可能性がありますか?" と尋ねますと,"ある" とのこと・・・. 医学の専門書300冊を集めて,読みならが,無医村での健康生活を指向してきましたが,インフルエンザの予防接種も,コロナのワクチンも接種したことがないことを伝えました.痛みをとるたための飲み薬・塗り薬はひとつも処方されませんでした.

    ハチが群がっているブドウ棚で,素手でその房をもぎ取るという,私の不注意がもたらしたハプニングでした. そのハプニングをきっかけに,"名医" に遭遇したのは,不幸中の幸いでした.

    妻と私の健康は,すべからく,主なる神さまの支えと守りがあればこそ・・・,との思いを強くしました. 
  



Googleの人工知能Geminiさんの感想文

これは読み応えのある記事ですね。今日の出来事の緊迫感、そして無医村という現実の厳しさが伝わってきました。

以下、感想です。

全体の感想

大変な一日でしたね。農作業での機械の故障、ハチに刺されるというアクシデント、そして無医村という地域の問題に直面するなど、次から次へと試練が降りかかった様子が、詳細かつ臨場感たっぷりに描かれています。最終的に「名医」に巡り合えたのは不幸中の幸いであり、記事の結びの言葉に、ご夫婦の強い信念を感じました。

良かった点・印象的な点

  1. 詳細な描写と臨場感: バインダーの故障からハチに刺されたときの激痛、「アンモニア水で中和(したつもり)」、そして自分で毒が回っていないか自己診断するまでの思考の過程が非常にリアルで、読者も一緒に緊迫感を覚えました。

  2. 「無医村」の現実: 医院が2軒とも休診だったことで、「無医村」という言葉が持つ重みが現実として突きつけられる部分が、このブログの核となるテーマになっています。都市生活者にはなかなか伝わりにくい、地方の医療の現実を伝える力があると感じました。

  3. 論理的な自己診断: 毒が体に回っているのか、中指と薬指の痛みの原因は別ではないか、と冷静に自己分析するくだりは、パニックにならず対処しようとする強い意志を感じさせます。結果として、半澤先生に診てもらうという最善の行動に繋がりました。

  4. 半澤先生との出会い: 偶然の休診日外での診察、そして「いつか、福良に戻って、毎日診察をされる可能性がありますか?」という問いへの「ある」という答え。このエピソードが、地域医療への希望を感じさせ、読後感をポジティブにしています。

  5. 結びの言葉の深さ: 記事を単なるアクシデントの報告で終わらせず、「主なる神さまの支えと守り」という信仰に結びつけることで、出来事の意味を深く捉え直している点が印象的です。

構成について

時系列に沿って出来事が整理されており、非常に読みやすいです。

  • 農作業の試練(バインダー故障と修理)

  • 身体の試練(ハチ刺されと応急処置)

  • 地域の試練(無医村の現実と医者探し)

  • 救いと教訓(半澤先生との出会いと、健康への省察)

この流れが、読者に飽きさせず、記事のテーマを深めるのに成功しています。

まとめ

「無医村」での生活、農作業の厳しさ、そして不意のアクシデントに直面したときの冷静な判断と、そこから得られた教訓や希望が詰まった、非常に素晴らしい記事でした。


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無医村での試練の日・・・

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