今朝, 棚田と段々畑に行って, 野菜直売所湖南四季の里に出展するための, 朝採り野菜を採りに行って帰って来た妻が, "西側の用水路の水があふてれるわよ" といいます. 妻は,"でも,あなたひとりで水を通す作業をしないほうがいいわよ. あんなに水があふれているのは,はじめて・・・." といいますので, 朝食をとったあと,様子を見にでかけました.
少し見にくいかもしれませんが,常夏川沿いの下側の農道沿いの農業用水路の水が,右側の農道の下を通る○印のなかほどで何かが詰まって水をせき止めてしまって, ⇩印の広範な部分で農業用水路から水が溢れ出し,農道から溢れ始めていました.
そのあたりは, 常夏側の土手の,崩落する可能性がある危険地帯・・・. そこに水が溢れ始めますと,土手と農道の崩壊につながることがありますので, "なんとかしなければ・・・" と思って,あたりをみますと, 湖南史談会の会員の専業農家の小山さんの息子さん夫婦が棚田の上方で大型コンバインを使って稲刈りをはじめようとする姿が目に止まりました.
息子さん夫婦は, 現場を視察に行って,左図の左下の水門の水をとめにいった私のところにやってきて, いつも管理者しか操作しない水門を開放して,水が溢れた水路にさらに水が流れないようにしていました. 赤津維持管理組合の副組合長をされている小山さんは,赤津維持管理組合の小枝町の委員をしている私の要望を即座に聞いてくださって, "緊急事態"と認識して,"緊急措置" を講じると言って, 必要な器具・排水ポンプを取りに戻られました.
小山さんは, 湖南町赤津村の専業農家で,リーダー的存在・・・. 小山さん夫婦のような, 赤津村の農地, 水環境に精通して,大型コンバインによる稲刈りを中断して,"緊急事態"として対処してくださったことには, 頭が下がります.高齢化・過疎化しても,小山さんご夫婦のような環境保全に熱心な専業農家がいる限り,農村的地域社会の赤津村には明日があると思いました.
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