今朝早く, 小雨がちらついていましたが, 妻が, 朝9:00ころ, 棚田の田の様子を見に行って,コシヒカリの穂が乾いているのを確認しました. "あなた, 少しでもコシヒカリの稲刈りをしましょう" といいますので,準備をして,朝9:30から, コシヒカリの稲刈りをしました. バインダーで稲を刈って,ミニクローラに満杯詰め込んだら,ボウガケの場所まで運んで,妻とふたりでボウガケします. 妻がミニクローラからコシヒカリを1束毎, 私に手渡し,私が,その稲束を扇型にひろげながらボウガケして行きました.
11:30に, 小雨がふりはじめましたので,速やかに,バインダーとミニクローラを農業用ビニールハウスの中に格納して, 棚田をあとにしました. 今日の午前中の作業で,コシヒカリのボウガケ数は9本・・・. コシヒカリ全体の4分の1を刈り取ったことになります.
今年も,標高550mの湖南高原で有機・無農薬で栽培したコシヒカリ "なでしこ米" を自給用に確保することができそうです. 赤津村を南北に流れる常夏川の常夏は "なでしこ" のこと・・・. 常夏川の,夏でも15°Cで冷たい水を,瀬戸内海の入浜式塩田風の温水田 で水を8~12°Cあたためてコシヒカリを栽培していますので,妻と私が栽培したコシヒカリを "なでしこ米" と呼んでいます.
湖南の赤津村のプロの農家の中には, "おめえは,有機・無農薬でコシつくってんだってなあ? 化学肥料や農薬・除草剤を使わないで,カネかけないで,ただで作ってんだから, 1俵8,000円で買ってやったってええぞ!"というひともいますが,ここらの農家の営農の腕のみせどころは,"安くコメを買い集めて,高く転売する" ことにあるとか・・・. "倒れるか倒れないか寸前のところまでチッ素をやって多収し, 残留農薬が検出されるかされないかギリギリのところまで農薬を散布してきれいなコメを収穫するのがここらの農家の腕のみせどろこだ!"と自慢するプロの農家は少なくないのですが, そんな農家の腕の見せどころを見せられても, 有機・無農薬で自給用に安全で美味しいコメをつくることを目標にコメ作りをしている妻と私にとっては,感動させられるようなものはなにひとつありません.
今朝, 朝食の後,こんな話をしていました. "もし,私が, あなたより先に死んだら,あなた,ここを出ていってもいいわよ・・・". 私は, "なんで,出ていくの? 95歳まで有機・無農薬でコメと野菜を栽培して生きて行くつもり.A子さんと一緒に.A子さんが死んでも,いつも一緒だよ." と答えました.妻は,"冬はとても寒いのに・・・" といいます.私は,"こどものころ,母の, 冬雪がつもるふるさとの暮らしにあこがれていた.人生の晩年にその願いがかなって雪国暮らしができるようになったのだから,こんなにいいところから出ていくつもりはありません" と答えました.
妻は最近, テレビで高血圧の番組を見ていて,心配になったようです. それで, 昨夜, 妻に, 医学書を見せながら, 年齢と血圧,血圧の一日の変化,血圧を測定するときの注意点,血圧計の使い方を説明しました. 妻が, 山口県徳山市の社会保険徳山中央病院 (昔の徳山海軍病院)の栄養課に勤務していたときの健康診断の結果表を取り出して,その最高血圧の数値が現在の数値と大して違いはないことから,高血圧の心配はないと説明しました. "家庭医学書"を呼んでいると,テレビの同じ番組を見ていると,重病ばかりに目が行くようになりますが, みんながみんな重病になるわけではありません.
医学・看護学・薬学などの専門書は約300冊保有していますが, 日頃, よく使うのは,高橋龍太郎著 "図解・症状からみる老いと病気とからだ" と "Dr. Apple's Symptoms Encyclopedia 症状から読み解く診断事典"の2冊のみ・・・.
特に, "症状から読み解く診断事典"は, 症状から,"おそらく・・・", "もしかしたら", "めったにないが・・・" の3段階で病気を知るノウハウが満載されていますので,"おそらく・・・" という一般的に可能性がある病気を想定します. いきなり,"めったにないが・・・" という例外的な病気の可能性に思いをいたすことはありません.
"もしかしたら・・・" の可能性があるときは,医学書院『内科診断学第2版』の付録CD-ROMを使って,医者に行って診察してもらう必要があるかどうか判断して,その必要があると思った場合,迷わず病医院で診察を受けることにしています. 妻には, "おそらく・・・" という段階でも,いろいろな症状があれば,迷わず病医院で診察を受けることを奨めています. 私は, 医者ではないので・・・.
2025/10/14
午前9:3--11:30 コシヒカリの稲刈り・・・
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ボウガケのある風景・・・
上の写真は, 2017年に撮影した, 妻の実家の棚田の田のボウガケした風景です. 日本基督教団西中国教区の山口の小さな教会の牧師をしていたとき,2005年から, 毎年春と秋の連休のときに, 6日間戻って,妻の実家のおとうさんと,私が日本基督教団の隠退牧師にな...

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1948年生まれ。出身地は、岡山県児島郡琴浦町、当時は、塩田と学生服の町でした。琴浦西小学校・琴浦中学校・岡山県立児島高校普通科出身。神学校は、鶴川学院農村伝道神学校。高校を卒業した後の職業は、大阪府職員、岡山県倉敷式の某医学研究所付属病院で臨床病理検査、さらにその後、専門商社に...
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歌会始の歌を聞きながら, 私も1首・・・. 夢という言葉を使ってはいませんが・・・. 吉田 永學 ふりかえり 歩みし道に悔いはなし 主のみことばに 従い歩めば 子供の頃から, 歌心・詩心の少ない私は, 俳句・和歌・詩をつくることが大...
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