2026/04/28

たったひとつの言葉が,ヨブの語る言葉の意味を大きく変えてしまう・・・

今朝5:30に起床,  7:00までルターの独訳聖書を通読していました.

Hiob 27

1 Und Hiob fuhr fort mit seinem Spruch und sprach:
2 So wahr Gott lebt, der mir mein Recht verweigert, und der Allmächtige, der meine Seele betrübt
3 - solange noch mein Odem in mir ist und der Hauch von Gott in meiner Nase -:
4 meine Lippen reden nichts Unrechtes, und meine Zunge sagt keinen Betrug.


    第27章2節の “So wahr Gott lebt, der mir mein Recht verweigert, und der Allmächtige, der meine Seele betrübt” に出てくる “Recht”・・・,岩波独和辞典を引きますと, “②(正当なこと)権利, 権限, 権能” を意味するようですが, 続く動詞 “verweigert (拒む, 拒絶する)” とのつながりがよくわからない.無学歴・無資格 (Academic Outsider), ドイツ語を独学したにすぎない私の独語力の限界かも知れませんが,


    Google翻訳:
    私に正義を否定する神が生き​​ておられるように,

    文語訳:
    我に正しき裁きを施したまはざる神は活く

    関根正雄訳:
    わが義を奪い取られた神の生命にかけて

    “ヨブ記注解”の著者, 関根正雄は,

    2節の言葉はヨブの“誓い”の言葉であり, ヨブの信仰の表出であるといいます.“ヨブは自分の義を奪い, 自分を理不尽につき離して悪人のように取り扱われる神になおすがる以外にないのである. 自分を打つ神の手になおすがるヨブの信仰がここではこの神にかけて誓う,という形で表れている” と解釈しています.

    日本基督教団西中国教区の牧師たちからは, 無学歴・無資格 (Academic Outsider)の不信仰な牧師と揶揄されてきた私は, この解釈を読みながら, ヨブは,神を, ヨブを“
理不尽につき離して悪人のように取り扱われる神”と思っていたのか・・・?” と疑念を抱きます.

    それで, “Recht” という言葉を, “初期新高ドイツ語小辞典”で確認しますと,

    “Recht n 裁判, 訴訟”

とありました. それで私は,

     “So wahr Gott lebt, der mir mein Recht verweigert” 
    (私訳: 私の訴えを拒む真実の神は)

と訳すことにしました.“wahr Gott” は, ヨブの訴えを拒むだけで, ヨブ自身を拒絶したわけでも, ヨブの義・正義を拒絶したわけではない!と確信しました. たったひとつの言葉が,ヨブの語る言葉の意味を大きく変えてしまうようです. “wahr Gott” は, この世の権力者のように力なき者を虐げ隷属を求めるようなお方では決してない!ヨブが信じている神は, ヨブを“理不尽につき離して悪人のように取り扱われる神”では決してない!

   solange noch mein Odem in mir ist und der Hauch von Gott in meiner Nase -:
    (Google翻訳:  私の息が私の中にある限り、神の息が私の鼻にある限り)
    (文語訳:  わが生命なほ全くわれの衷にあり, 神の息なほわが鼻にあり)
    (関根訳:  ほんとうにわたしの中にまだ息がある限り, 神の霊がわが鼻にある限り)

    “mein Odem” と “der Hauch von Gott” の Odem と Hauch, いずれも “息”をさす言葉であるようです. Odem は, 岩波独和辞典では, “呼吸・気息” を意味する言葉です. “noch mein Odem in mir ist”(私はいまもなお生かされて)と意訳することにしました. “der Hauch von Gott in meiner Nase” の “der Hauch von Gott” は, 岩波独和辞典の説明から “神の精神の (かすかな) 息吹き” と解釈することにして, “(神の息遣いを感じさせられるほど,神が身近におられると信じる)” と意訳することにしました.

     solange noch mein Odem in mir ist und der Hauch von Gott in meiner Nase -:
    (意訳:  私はいまもなお生かされ, 神が私の身近にいてくださると信じることができる限り)

    無学歴・無資格 (Academic Outsider), ドイツ語を独学したにすぎない私は, ヨブ記第27章1~4節のことばを, “ヨブは, 真実な神のみ前で, 真実な言葉をもって語りかけるとその信仰の告白をしている”と解釈することにしました.



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