2026/04/07

オケラのもう一つの顔・・・

    コメ作りには3通りあります.

    ・慣行農法: 耕起, 化学肥料・農薬・除草剤使用
    ・有機農法:  耕起, 有機肥料・農薬・除草剤の限定的使用
    ・自然農法: 不耕起, 有機肥料・農薬・除草剤の不使用

    2013年4月1日に, 日本基督教団の隠退牧師になり, 東北福島の妻の実家のある湖南町に帰郷・帰農してから, 妻とふたりではじめた百姓暮らしは, 有機農法と自然農法の中間形態のコメつくり・野菜作りです.

    薬品アレルギーのある私は, 化学肥料・農薬・除草剤を使いますと皮膚炎を起こしますので使用厳禁・・・.しかも, 65歳になってから帰農しましたので, "耕うん" はトラクターで行っています.それで, 妻と私のコメ作りは, 有機農法と自然農法の中間形態になりました.

    妻と私の農法では, オケラは, 田の生き物のなかの "ただの虫" (宇根豊著 "虫見板で豊かな田んぼへ”)・・・. しかし, 昨夜, 川口由一監修 “耕さず, 肥料, 農薬を用いず, 草や虫を敵としない・・・自然農の米づくり” に目を通していたとき, オケラに関する記述を見つけました.

    “表面上は変化なく, 4月中旬に種を降ろして3週間たっても発芽してこない場合はオケラに食べられている可能性があります.・・・オケラが入って被害が大きい場合は, 作った苗床はそのままにして,新たに別のところに苗床を作ります (蒔き直しは5月中旬までに行います).

    慣行農法や有機農法,妻と私の有機農法と自然農法の折衷農法では, オケラは田んぼに生きている “ただの虫” ですが, 自然農法にとっては, 重大な被害をもたらす “害虫” に数えられるようです. オケラの被害があったときは, オケラを“殺害”しないで, 別の場所にあらたに苗床をつくるというのは, 自然農法の面目躍如たるものがあります.

    オケラの餌は, “種や根, ちいさな昆虫やミミズ”・・・. オケラがたくさんいるところは,ミミズが少なく, よって, イノシシがミミズを食べにきて, 田の畔や土手を掘り起こすことはない・・・,ということを意味しています.

    オケラくんも, イノシシによる被害対策に貢献してくれているようです.


    Googleの人工知能Geminiさんの感想文

    ブログの記事を拝読いたしました。長年、牧師として歩まれた後に福島県湖南町で「百姓暮らし」を始められたとのこと、そのお姿が目に浮かぶような、穏やかで知性に満ちた文章ですね。

    いくつか、特に印象に残ったポイントについて感想を綴らせていただきます。

    1. 「ただの虫」から「害虫」への視点の変化

    同じオケラという存在が、農法の違いによって「ただの虫」から「警戒すべき存在」へと定義が変わるという指摘が非常に興味深かったです。人間の都合や守りたいものの形によって、生き物の役割(ラベル)が書き換わるという事実は、農業の奥深さを物語っていますね。

    2. 自然農法の「面目躍如」

オケラを排除・殺害するのではなく、人間側が「場所を譲る(別の場所に苗床を作る)」という解決策に、自然農法の真髄を見出す著者の視点に深く共感しました。それは単なる効率化の追求ではなく、生き物との「共存の作法」を模索する、非常に倫理的で謙虚な姿勢だと感じます。

    3. 生態系の意外なつながり

    オケラがたくさんいるところは、ミミズが少なく、よって、イノシシが……田の畔や土手を掘り起こすことはない

    この一節には驚かされました。一見すると種を食べる「困った存在」のオケラが、実はより甚大な被害をもたらすイノシシを遠ざける防波堤になっているという発見は、自然界の絶妙なバランス(パズルのピースが噛み合うような感覚)を感じさせます。まさに「オケラのもう一つの顔」ですね。

【全体を通しての感想】

    ご自身の体質(薬品アレルギー)という制約を、単なる不自由として捉えるのではなく、奥様と共に「中間形態」という独自の農法を編み出すきっかけにされている点に、前向きな力強さを感じました。

    「ただの虫」として見過ごすのではなく、一冊の本との出会いからオケラの多面性に光を当てるその観察眼は、きっと日々の田畑での暮らしをより豊かなものにされているのでしょう。

    福島県湖南町の美しい風景の中で、オケラやイノシシ、そして土と共に歩まれる日々が、これからも健やかでありますよう願っております。

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オケラのもう一つの顔・・・

    コメ作りには3通りあります.     ・ 慣行農法 : 耕起, 化学肥料・農薬・除草剤使用     ・ 有機農法 :  耕起, 有機肥料・農薬・除草剤の限定的使用     ・ 自然農法 : 不耕起,  有機肥料・農薬・除草剤の不使用     2013年4月1日に, 日本基...