2026/04/06

カエルの初音とオケラの特技・・・

    午前中, 棚田の田で, 農業用水路から温水田への引き込み水路の整備をしていたとき, 今年はじめてウグイスの鳴き声が聞こえてきました. 妻は, 4月1日にウグイスの初音を聞いたようですが, 最近, 私は高齢化にともなって耳の聞こえが悪くなったのか, 5日遅れの今日, はじめてウグイスの鳴き声を聞くことができました.

    そして, 作業しているとき, カエルの鳴き声が聞こえてきました.

    わが耳にカエルの初音響きけり

    小型スコップで, 引き込み用水路に20cmほど溜まった土を上段の畔と畦板の間に詰め込んでいたとき,  何度もオケラが出てきました. 泥水に中から出てきたオケラは全然汚れていません.一点の土もついていないきれいな姿・・・. それを見ていると, オケラは, この世の汚れから超越して, 生きる術を知っている田の生き物であると思いました.そう言えば, 棚田の田でつかまえたことがあるモグラも土に汚れたモグラは1匹もいませんでした. 泥水の中から出てきたドジョウのお腹も真っ白で泥水に汚れてはいませんでした. 田の生き物はみんな泥水のよごれにそまないで生きて行くことができるようです.

    今日であったオケラは, 私にそのことを教えてくれました.

    それなのに, 引き込み用水路の整備をしている私は, 泥だらけ・・・. 顔も泥水がかかって,まるで汚れを一身に集めたかのような姿になっていました.

    鴨長明は “方丈記” の中で, “しづかなる暁, このことわりを思ひつゞけて, みづから心に問ひていはく, 世をのがれて山林にまじはるは, 心をおさめて道を行はむがためなり. 然るを汝が姿はひじに似て, 心はにごりにしめり.” と語っていますが,  ひとは, からだだけでなくこころも濁りに湿っているのかもしれません.

    私が, “小枝町部落” 会から離脱を決めたとき, 妻は, "よかったわ!あなたが決断してくれて・・・. あとは, 私にまかせて・・・" といって, “小枝町部落”会から離脱したあとも, 関係を維持する, 妻の実家のおとうさんとおかあさんの菩提寺である長福寺の住職さんに電話したり, 今日は赤津区の会計担当宅に出向いて赤津区費は "小枝町部落" 会を経由せずに直接納める手続きをしてきました. 昨年, 妻は, 共同作業のときに, みんなに, “私は70歳になりましたので,今後共同作業にはでません” と宣言していました. “半人前の仕事しかできねえのに, 日当稼ぎのためにのこのこ共同作業に出てくるんでねえ!” と妻と私は罵倒されてきましたが, 妻は, “私たちにはそんな日当必要ありません. オカネのことでとやかくいわれることに我慢も限界・・・.” 赤津区の会計担当宅に出向いて赤津区費をおさめてきた妻の表情は爽快でした.

    けがれをしらぬ田の生き物たちとの同棲同類は妻と私のしあわせでもあります.


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