2026/04/02

2冊の“Das Jahr der schönen Täuschungen” の違い・・・

     入手した2冊の“Das Jahr der schönen Täuschungen” の違いを調べていましたら,

    ・手塚富雄編 “Das Jahr der schönen Täuschungen” (抜粋)
    ・Iminsel-Verlag 版 “Das Jahr der schönen Täuschungen” 

    の違いがあることがわかりました. 手塚富雄編 “Das Jahr der schönen Täuschungen”  (抜粋)の著者紹介の中に, “現在立教大学教授” との説明がありました. 手塚富雄が, 立教大学のドイツ語の教授をしていたときそのテキストとして, Iminsel-Verlag 版 “Das Jahr der schönen Täuschungen” から学生が好みそうな箇所を抜粋してつくった学習用教科書であったようです.

    学生時代に, Carossa がであった二人の女性 Amalie とAldine との交際に関する記事を中心にして・・・.

    東京大学を法学部を出たあと有名な予備校・駿台予備学校の講師をされていた山田弘と方,  私のブログ “部落学序説” や “田舎牧師の日記” を読んで,手紙を下さいました.中学英語レベルで部落学序説の翻訳をしようという私に関心を持たれたようです. 英語力を向上させるにはどうしたらいいのか・・・, アドバイスも含まれていましたが, のちに, インターネットで山田弘さんのことを検索しますと, 駿台予備学校で変わった英語の授業をされていると知りました.英文解釈のテキストに英書のポルノ小説を使われたり, 予備校生に猥褻な日本語を英訳させたり・・・.

    もしかしたら, 手塚富雄もドイツ語を教える時に同じ手法を使ったのかも知れません.

    
手塚富雄編 “Das Jahr der schönen Täuschungen” (抜粋)には, 巻末に Anmerkungen が付録されていて,最初の注はこのように記されていました.

    S. 1.24. Etwas gnomenhaft in sich Hineingehuscheltes, 地中に住む倭人のようにちょろりと自分の中へ(即ち地中へ)隠れたような趣.

    それが目にはいったとき, 私は “嘘だろう! 手塚富雄がそんな間違いを犯すことはない!しかもこの教科書は第8版ではないか. 第8版まで誰にも気付かれることがなかったということはますます信じられない.

    森の中に住む伝説の小人は “倭人”・・・? それで, 手塚富雄訳 “美しき惑いの年”で確認してみますと, “倭人” ではなく “矮人” とありました.

    私が情報処理技術者試験を受けたころの試験は, 最初の第1問が不正解なら, 第2問以下の答えは採点せずに不合格にするという内規があるとことしめやかに噂されていましたが,  手塚富雄も同じ手法を使ったのではないかと思われました.手塚富雄は, 学生に課した試験問題にこの箇所を出題し,この箇所を “倭人” と訳した学生の成績を “丙”にして, “矮人” と訳した学生の答案はきちんと採点して “甲” ・ “乙” の成績をつけたのではないかと推察されます.

    そうなら, 目的がはっきりしているので, 初版から第8版に至るまで,“
S. 1.24. Etwas gnomenhaft in sich Hineingehuscheltes, 地中に住む倭人のようにちょろりと自分の中へ(即ち地中へ)隠れたような趣. ”という注を掲載し続けたのでしょう.

    日本語が理解できないものにドイツ語が理解できるはずがない!

    手塚富雄のドイツ文学者・大学教授としての矜持を物語っていると思われました

    Google AI に質問すると, こんな言葉が返ってきました.

    AI による概要

    gnome(ノーム)を「倭人」と訳すのは、翻訳の誤り(誤訳)である可能性が極めて高いです。それぞれの単語は全く異なる意味を持っています。
    gnome (ノーム): ヨーロッパの伝承に登場する、地中に住むとされる小人・妖精。
    倭人 (わじん): 古代中国から見て、日本列島に住んでいた人々を指す呼称。 
    もし、コンピューター用語の「GNOME(デスクトップ環境)」や、ファンタジー作品の「gnome」を「倭人」と訳している場合、その翻訳は不適切です。
    gnome の正しい日本語訳は「地精」「小人」です。


    無学歴・無資格 (Academic Outsider), 大学のドイツ語教育とは無縁の私は,もう, 手塚富雄編 “Das Jahr der schönen Täuschungen” (抜粋)のページを開くことはないでしょう.書庫の奥に格納することになります.


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