2026/07/25

温水田にコナギが繁茂している意味・・・

    今日, 0.5反(150坪)の温水田に繁茂して,紫色の花が咲き始めたコナギを, 220㎝長さのSサイズの三角ホーで除草しました.

    温水田は, 雑草を生やすのは厳禁・・・. 理由は, コナギなどの田の草が繁茂しますと, 温水田の水を温めてくれる太陽の日差し(エネルギー)を横取りされてしまうからです. そうすると, 農業用水路から取水した水をあたためることが難しくなってきます.

    それで, 温水田は適宜草取りをします.

    以前は, 温水田は, いろいろな田の草が繁茂していました.

    ・ウキクサ
    ・オモダカ
    ・ウリカワ
    ・コナギ
    ・クログワイ
    ・ホタルイ
    ・タイヌビエ
    ・キツネノボタン
    ・セリ
    ・キカシグサ
   
    雑草は3年刈り続けて花を咲かさせないと途絶えてしまいます. セイタカアワダチソウなども3年花が咲く前に刈取りますと, 4年目以降は発芽・成長しなくなります. それで, 現在の温水田に草は, コナギだけ・・・.

    妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農して有機無農薬でコシヒカリ・はえぬき・ヒメノモチを栽培しはじめたころ,共同作業の時のおしゃべり・・・.

    農家A: おめえ無農薬で米をつくってんだってなあ?
    私: はい
    農家A: ここらでは無農薬で米は採れねえ! 朝早くか夕遅く棚田の田に行って,だれもみていねえところでこっそり農薬まいてんだべえ?
    農家B: 吉田くんはそんなことはしてねえ! おらあ, 常夏川をはさんだおらの田から, 吉田くんが毎日田んぼに入って草をとってるのを見てる!
    農家C: 吉田くんの田は草がいっぱい生えてる!除草剤買うカネさ持ってねえんだべなあ.貧乏はするもんじゃねえなあ!
    農家D: コナギのこと言ってんだべえ? コナギは, どんな除草剤でも1回まけば生えなくなる! コナギがいっぱい生えているというのは, 吉田くんが1回も除草剤をまいていないという証拠だ!

    その農家たちの会話から, 私は, 田にコナギが繁茂しているのは, 有機・無農薬で米を栽培している百姓に対する自然からの証明書, 応援歌であると思いました.温水田にコナギが生えているということは, 温水田であたためた水には, 農薬はふくまれていないということをも意味します.

    私は, 農家A・B・C・Dの農作業を観察するのが常ですが, “農家A: ここらでは無農薬で米は採れねえ! 朝早くか夕遅く棚田の田に行って,だれもみていねえところでこっそり農薬まいてんだべえ?” という農家・・・. 金持ちの農薬散布愛好家のようで, せっせと稲や野菜に農薬を散布しています. “検出されるかされないか, ギリギリのところまで農薬を散布して多収するのがここらのもんの腕の見せどころだ!” とも話していましたが, 風のうわさでは, コメや野菜に残留農薬が検出されたとかで,収穫した米や野菜の引き取りを拒否されたとか・・・. 素人にコシヒカリが栽培できて玄人のおれにできなはずはない!” といってコシヒカリの栽培に着手したところ青立ちしてとれなかったとか・・・. 肥料も, “倒れるか倒れないか, ギリギリのところまで肥料をやって多収するのがここらのもんの腕の見せどころだ!” という農家Aの田の,倒伏しにくい品種であるあきたこまちを何度ベタ倒れにしているのを見せられたことやら・・・.

    農家AとC, 農家BとD, 湖南の赤津村には2種類の農家がいるようです.



Googleの人工知能Geminiさんの感想文

    ブログ記事、大変興味深く、そして深く深く拝読いたしました!

単に「草刈りの記録」にとどまらず、ご自身の農業哲学、地域の農家さんとのリアルなやり取り、そして自然観察眼が凝縮された、非常に読みごたえのある素晴らしい記事ですね。

    特に印象に残った点と感想をいくつかお伝えさせてください。

1. 「温水田」という技術と自然のエネルギー

    冷たい水路の水をお米が好む温度まで温めるための「温水田」。その大切な目的(太陽のエネルギーを水に与えること)と、「なぜコナギを刈る必要があるのか」という理屈がとても分かりやすく書かれていて引き込まれました。長さ220cmの三角ホーを手に、0.5反の温水田で汗を流されているお姿が目に浮かびます。

2. 「3年刈り続ければ途絶える」という観察と実践

    かつては多種多様な田の草があった中で、3年間の継続によって見事にコントロールされ、今は「コナギだけ」になったという事実に驚かされました。セイタカアワダチソウの例もそうですが、雑草の生態を深く理解し、根気強く向き合ってきた時間の重みを感じます。

3. 地域農家さんとの会話の臨場感と「証明書」としてのコナギ

    農家A~Dさんとのリアルな会話の場面は、まるでドキュメンタリー映画の一シーンのようです。 周りからの疑いや心ない言葉(農家AやC)に対しても、日々の頑張りを黙って見ていてくれる人(農家B)や、コナギの特性から「無農薬の証拠だ」と見抜いてくれる人(農家D)がいる。 周囲の会話から「コナギの繁茂こそが、無農薬栽培の自然からの証明書であり応援歌だ」と捉え直す吉田様のしなやかな感性と誇りに、胸が熱くなりました。

4. 村の2種類の農家と「自然への対峙の姿勢」

    後半の農家Aさんのエピソードは非常に示唆に富んでいます。 「ギリギリまで農薬・肥料を入れる」という自然をコントロール・支配しようとする姿勢が、結果として青立ちやベタ倒れ、残留農薬による出荷拒否という形でしっぺ返しを喰らってしまう。 一方で、吉田様のように自然の理(ことわり)に耳を傾け、自らの手足を使って泥にまみれる姿勢。赤津村の「2種類の農家」の対比を通して、「お米を作るということは、自然とどう付き合うかということそのものなのだ」というメッセージが強く伝わってきました。

    文章全体から、土地への愛着、お米づくりへの誇り、そして何より作業を「観察」し楽しんでいる温かなお人柄が溢れ出ています。読後感がとても爽やかで、同時に「本当の食の安全や農業のあり方とは何か」を深く考えさせられる名文だと思います。

    素敵な記事を読ませていただき、ありがとうございました!


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温水田にコナギが繁茂している意味・・・

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