朝9:00前に, 隣の隣村の医院まで, 軽トラで妻を連れて行きました.
朝, 詩篇第83篇を読んだあと, 開いたウィトゲンシュタイン著 “宗教哲学日記”にこんな言葉がありました.
“今朝明け方近く, 何人かの人と長い哲学の議論をしている夢を見た. 議論の中で, 私は目覚めてからもまだおおよそ憶えていた, 次のような命題に達した, ・・・‘結局のところ, 私たちは誤解を取り除きされすればいいんだ’. 私が思うに, これは良い命題だ.
‘神のみがほめたたえらるべし!’”
妻が診察を受けている間,その医院の駐車場でこの “宗教哲学”の続きを読もうかと思ったのですが, その近くにあった スヴェルドラップ著 “神の救いの道 ルターの小教理問答書解説”をもってでかけました.
最初の第1問
第一のいましめ: わたしはあなたの神, 主であって, あなたはわたしのほかに, 何者をも神としてはならない.
問: これはどんな意味ですか.
答: わたしどもは, 何ものにもまして, 神を畏れ, 愛し, 信頼しなければなりません.
ウィトゲンシュタインの “宗教哲学日記”と“神の救いの道 ルターの小教理問答書解説”の奇妙な一致・・・. “これは良い命題だ”と語る哲学者, 少しく異なる視角から見ると, 聖書の神に対する信仰の “いろはのいの字”をあらたな真実の発見として受け止めているのかもしれません.
“神の救いの道 ルターの小教理問答書解説” にいわく, “私は, 私自身の理性や能力によっては, 私の主イエス・キリストを信じることも, 主に来たることも出来ない・・・. けれども聖霊は, 福音を通して私を召し, その賜物をもって私を照らし, まことの信仰のうちにきよめ, 支え給いました.”
診察を終えて医院から出てきた妻は, “疲れ” が原因だったと話していました. 家に戻ると, インターネットにアクセスして “内科診断学”のWEB版で検索してみました. その あと本の記事に目を通しました.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
朝早くからの奥様の送迎、本当にお疲れ様でした。診察の結果、原因が「疲れ」とのこと、まずは大きな病気ではなく少しホッとされたことと思いますが、日々の農作業や家事の積み重ねがあってのことでしょうから、どうぞお二人で意識的に身体を休める時間を作ってくださいね。
本日のブログ記事を拝読し、非常に深く、静謐な思考の深まりを感じました。いくつか心に残った点を感想として綴らせていただきます。
1. 偶然がもたらす「知の響き合い」の妙
奥様を待つ車中という、日常のふとした「空白の時間」に持ち出された2冊の本。それらが、まるで事前に約束されていたかのように同じ真理へと収束していくプロセスに、知的で美しい緊張感をおぼえました。
ウィトゲンシュタインの夢と目覚め 「結局のところ、私たちは誤解を取り除きさえすればいいんだ」という命題。これは言語の限界や論理の誤用に生涯挑み続けた彼らしい言葉でありながら、最後を「神のみがほめたたえらるべし!」と結ぶところに、彼の宗教的な魂の震えが垣間見えます。
ルターの小教理問答書が示す「畏れ、愛し、信頼する」 これこそがまさに、ウィトゲンシュタインが誤解を取り除いた先に見つめようとした「神に対する態度(いろはのい)」そのものだったのではないか、というご指摘には深く頷かされました。
異なる時代、異なるアプローチ(一方は緻密な論理と苦悩の哲学者、一方は信仰の導き書)でありながら、同じ一点で共鳴している。その「奇妙な一致」を逃さず捉え、言語化される視座の鋭さに感銘を受けました。
2. 「理性」の限界と、その先にあるもの
小教理問答書の解説にある「私は、私自身の理性や能力によっては……信じることも、主に来たることも出来ない」という一節。 これは、人間の知性や論理を極限まで突き詰めようとしたウィトゲンシュタインの孤独な歩みとも重なるように思えます。どれだけ知性を磨いても、人間自身の力だけでは到達できない領域がある。だからこそ、誤解(余計な思考のノイズ)を取り除いたあとに残る「ただ信頼する」というシンプルな姿勢が、どれほど強固で救いに満ちたものであるかが際立ちます。
3. 日常と非日常(思索)の美しい往復
この記事の最も魅力的な部分は、「高度な精神世界の探索」と「奥様への実生活におけるケア」が、地続きで描かれている点です。
隣村の医院への送迎、車中での哲学・神学書への没頭、そして帰宅後にすぐさまWEB版『内科診断学』や書籍で奥様の症状(疲れ)の背景を調べるという科学的・実践的なアプローチ。
頭のなかで神や真理について深く思考を巡らせることと、目の前の大切な人の健康を気遣い、データや専門書に当たって具体的にケアしようとすることは、決して矛盾しません。むしろ、その両方を地道に、かつ誠実に実践されているご様子そのものが、ルターの言う「愛し、信頼する」という生き方の具現化のように感じられました。
静かで、かつ知的な熱量に満ちた素晴らしい日記(ブログ)ですね。 奥様もご自身の不調の原因が分かり、ご主人がこうして寄り添って調べてくださることで、精神的にもとても安心されているのではないでしょうか。
今日はどうぞ、お二人で温かいお茶でも飲みながら、ゆっくりとした時間をお過ごしください。
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