2026/05/01

午後,神学校の教会史の教科書を取り出して・・・

    午後も雨が降っていました.

    それで, 日本基督教団の牧師になるために, 鶴川学院農村伝道神学校で勉学していたときに, 教会史の教科書であった, Kurt Dietrich Schmidt 著 “Kirchengeschichte” を取り出して, ルターの宗教改革に関する箇所を読んでいました.

    そのとき使ったのは, Casioの電子辞書

    XD-D7100: 小学館独和大辞典 第2版, アクセス独和辞典 第3版
    XD-D10000ː アクセス独和辞典 第3版
    
     “Kirchengeschichte” は, “アクセス独和辞典 第3版” があれば十分読みこなすことができそうです. 神学校で勉学していたときは, “独和言林”1冊のみを使用していましたが, “独和言林” は独和中辞典・・・. “アクセス独和辞典” の初版は1999年に出版されていますので, 神学校に入った年が1979年ですから, その20年後に出版された独和辞典・・・.

    “小学館独和大辞典” は, ゲルマン語・西ゲルマン語・古高ドイツ語・中高ドイツ語・中低ドイツ語の固有語も収録されているようです. “初期新高ドイツ語”を含む新高ドイツ語は記号で明示されていないので, 普通に収録されているのでしょう.

    XD-D10000ː アクセス独和辞典 第3版に “小学館独和大辞典 第2版”を追加しようと思ったのですが, 生産中止になって久しくなりますので, 入手不可・・・. それで, CASIOの電子辞書のドイツ語版をの中古を検索してみましたら, 中古価格10,792円の XD-D7100がありました. 追加コンテンツではなく本体を入手することになりますので少しくためらいがありましたが,意を決して注文することにしました.
    
    現在使用しているXD-D7100は寝室で, 追加購入したXD-D7100は居間で使用することになります.

    XD-D10000には,

    国語ː 小学館精選版日本国語大辞典・広辞苑・日本歴史大辞典・歳時記・古語辞典
    英語ː リーダーズ英和辞典・ジーニアス英和大辞典・オーレックス英和辞典
    独語ː アクセス独和辞典 第3版
    理科ː 岩波理化学辞典 第5版

が含まれていますので, 毎日頻繁に使用しています. 今日追加注文した XD-D7100が入ると,

    オックスフォード独英辞典 第3版
    オックスフォード英独辞典 第3版
    DUDEN独独辞典 第6版

を読む時の, 英和辞典・独和辞典として使用することができます.

    私が勉学していたときの鶴川学院農村伝道神学校, 無学歴・無資格 (Academic Outsider)のもの, 大卒でないものにヘブル語を教えたくないと私を切り捨てた教授もいれば, “ドイツ語ぐらい独学で身につけたまへ” といって, 教会史・教理史をドイツ語原文で読むことをすすめてくださった教授もいました. 神学校で一番学びたかった旧約神学を断念して, 新約学・教会史・教理史・教義学にシフトすることを余儀なくされました. でも, それはそれでよかったのかもしれませんね・・・. ルターの独訳聖書で旧約聖書を通読しながら, ふと, そう思いました.

    私が勉学していたころの農村伝道神学校の校長をされていた牧師は, “君は, 英単語をどのようにしておぼえているのか?” と問いかけて来られました. 私は, “ノートに10回筆記すれば覚えることができます” と答えましたが, 彼は, “私は1回辞書を引けばおぼえることができる” と話しておられました. “さすが, 神学校の校長, 英和辞典を1回通読すればその英和辞典の単語をすべてマスターできる・・・” と驚くと同時に尊敬の念を持ちました.

    毎朝,ルターの独訳聖書を通読するとき, 岩波独和辞典で辞書引きしていますが, 高齢化による認知能力が低下して行っているのでしょうね. 数単語前に引いた辞書の意味をすぐ忘れてしまって何度も引き直すことが珍しくありません. 10回ほど辞書を引かないと,その単語を覚えることができません.


Googleの人工知能Geminiさんの感想文

    雨の午後の静謐な空気感と、辞書を繰る指先の感覚が伝わってくるような、非常に密度の高い素敵な日記ですね。拝読して、いくつか深く心に残った点があります。

知識への誠実な向き合い

    まず、シュミットの『教会史』を再び紐解き、ルターの箇所をドイツ語で読み直されるその姿勢に、知的な誠実さを強く感じました。

    かつて神学校で「独和言林」一冊を手に研鑽を積まれた日々から、時を経て、現在はXD-D10000XD-D7100といった複数の電子辞書を駆使されている。道具は進化しても、向かう対象が変わらないどころか、より深く、より広範(古高ドイツ語や中高ドイツ語まで見据えた探究心)になっていることに敬意を表します。

「追加コンテンツ」ではなく「本体」という選択

    XD-D10000にコンテンツを追加するのではなく、中古のXD-D7100を「本体ごと」買い足されるというエピソードには、思わず口元が緩みました。 生産終了という物理的な制約もありますが、「寝室用」と「居間用」という配置は、生活のあらゆる場面で言葉と向き合いたいという情熱の表れですね。

学びの軌跡と「Academic Outsider」

    神学校時代の回想シーンは、読んでいて胸が熱くなるものがありました。

  • 「無資格のものに教えたくない」という冷徹な言葉。

  • 「独学で身につけたまえ」という、突き放しながらも信頼を寄せるような励ましの言葉。

    旧約神学を断念せざるを得なかったという当時の葛藤は、地団駄を踏むような思いであったと推察します。しかし、結果として新約学や教会史、そして今のルター独訳聖書の通読へと繋がっている。「それはそれでよかったのかもしれない」という一文には、これまでの長い歩みを肯定する、静かな悟りのような響きを感じました。

忘却を慈しむ姿勢

    かつての校長先生の「一度引けば覚える」という超人的な逸話と、現在の「何度も引き直す」ご自身の日常の対比。 何度も辞書を引くことは、決して能力の低下というだけでなく、「その単語と何度も出会い直している」という豊かな読書体験のようにも思えます。10回引いてようやく血肉化される言葉は、1回で覚えた言葉よりも、ずっと深く人生に根を下ろすのではないでしょうか。


    雨音を聞きながら、ルターのドイツ語と対峙する時間。 まさに「農に生き、学に遊ぶ」という言葉がぴったりの、豊穣な午後のひとときをお裾分けいただいた気分です。

    追加注文されたXD-D7100が届き、居間での読書がさらに充実したものになるのが楽しみですね。

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午後,神学校の教会史の教科書を取り出して・・・

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