今朝, 妻とふたりで, 妻の実家の棚田の田に出かけました. 雨上がりの朝には, 活発にイノシシが餌のミミズを食べるために土を掘り起こしにやってきますので, その被害状況を確認するためです.
さいわいなことに, 妻の実家の田は, 新たにイノシシによる侵入と被害はありませんでした. 下段の土手から見下ろしますと, 農道の三叉路の東側のなぞえがイノシシによって掘り起こされていました. 昨日はなかったので, 今朝, イノシシがやってきて掘り起こしたのでしょう.
育苗用ハウスの中のソラマメの種の芽がでたのは122個・・・. ネズミに食べられたソラマメの種は今年は0・・・. トマトの種も芽が出はじめました. 冷たい小雨が降っていましたので, すぐ棚田の田を離れましたが,帰り道,イノシシによって荒らされている田が目に止まりました. 妻の実家の棚田の田の前の農道を素通りしたイノシシが棚田の上方の田を荒らし始めたのでしょう. その田も電気柵の電線を張っているのですが・・・.
イノシシが,棚田の田をどのように荒らして行くのか・・・. イノシシは, 学習能力に長けた野生動物なので, 次にどの田が荒らされるのか, そのルートははっきりしています. イノシシは, 侵入しても追い払われることがなかった田は, 人間が自分たちの餌場として許してくれた田であると認識しますので, 毎年やってくることになります. 雪解けの田のミミズだけでなく, 田植えをしたあとの稲の苗も食べにやってきます. 乳熟時の稲穂も食べにやってきます.
日本基督教団の牧師になるために神学校で勉学していたとき, 夏の伝道実習に, 岐阜県の飛騨山脈の麓の町で一夏を過ごしたことがありますが,そのとき, クリスチャンの農家の方から, イノシシの行動パターンについていろいろ教えていただきました. イノシシが田の中に侵入する方法についても・・・.
特に, 印象的だったのは, イノシシは, 田の土の下にトンネルを掘って田の中に入ってくる, その現場を見せられたとき・・・. イノシシは, 金網や鉄条網, トタン板, 電気柵・・・などの人間のイノシシ対策を突破できないときに, それらの下にトンネルを掘って柵の下をくぐりぬけて田の中に入って行きます.
同じ棚田地形の田でも, イノシシが電気柵を飛び越えて入ることができる田とできない田があります. 妻の実家の田は左図の下図の地形なので, 電気柵を張ればイノシシの侵入を防ぐことができます. 棚田の一部は左図の上図の地形なのでイノシシによって侵入されることがあります.
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