今日, "令和7年度 赤津環境保全地区の機能点検診断" が実施され, 令和7~8年度の赤津維持管理組合の役員になっている私も参加しました.
赤津村の水田のための主要農業用水路をまわって,そこに設置された水門を視察, 水門の開け締めが簡単にできるように錆止めとグリスを給油・・・. 私は, その水門と水門で作業されている農家の方々の写真を, 持参したコンパクトデジカメで撮りました.
写真を撮りながら,一緒にまわっていた役員の方々に,次から次へと質問しました. 日頃,ほとんど赤津村の農家の方々と話をする機会がありませんので, "このとき・・・" とばかり, いろいろ質問しました.
水量の少ない棚田の田には, ポンプで水を汲み上げて棚田の田全体に水を供給するそうですが, その棚田の田を指さしながら,
農家: 見てみろ! この棚田の田は傾いてるべえ!
私:棚田の田が傾くと稲が栽培できないのでは?どうして傾いているのですか?
農家:区画整理したときは普通の水田だったが, 大震災のときに棚田の東側の田が全部傾いた!
私:今は何を栽培しているんですか?
農家:減反の田だ. ソバを栽培してる・・・.
また, 農業用水路のコンクリートの壁が傾いているのを見て,
私:どうして傾いているのですか?
農家A:経年劣化だべなあ・・・.
農家B:つくってから50年が経過するから劣化もするわな・・・. 自然のままの農業用水路ならこんなことにはならないけれど, 人間が自然を意図的に変えると, 自然は元に戻そうとするからな・・・
妻の実家の棚田の田の下段の水門の点検に行ったときは,
私:この水門は, 私が毎日開け締めしています. 私がこの水門を管理させてもらってもいいですか?
農家:ええぞ!
環境保全の役員の方もOKしてくれましたので,毎日,妻の実家の棚田の田に行ったときは,この水門を点検・整備,枯れ葉や土砂を取り除くことにしました. "水門は,ここらのもんの水門だ. よそもんが勝手に触るな!" と言われてきたのですが, 今回,この水門を私が管理していいということなので,自由に触ることができます. この水門のある農業用水路は,赤津の水田のかなりな部分に水を供給しますので, 大切な水門の一つです.
今日の "共同作業" はとても勉強になりました. いろいろな田と水環境を視察して, 妻の実家のおとうさんが残してくれた棚田の3枚の連続した田は, 有機・無農薬でコシヒカリを栽培するのに最適な場所であると確信しました.
作業を終えて家に戻る前に, 棚田の田の様子を見に出かけました. 電気柵はきちんと作動していて, イノシシが侵入てきた形跡はありませんでした. ハウスの中で播種したソラマメの種は,133個芽が出ていました. まだ芽が出ていないのは7個・・・.
2025/04/06
赤津村の農業のための水環境を視察・・・
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1948年生まれ。出身地は、岡山県児島郡琴浦町、当時は、塩田と学生服の町でした。琴浦西小学校・琴浦中学校・岡山県立児島高校普通科出身。神学校は、鶴川学院農村伝道神学校。高校を卒業した後の職業は、大阪府職員、岡山県倉敷式の某医学研究所付属病院で臨床病理検査、さらにその後、専門商社に...
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