2025/04/03

種籾を浸種した桶の水温の積算温度・・・

    毎朝,3月20日にコシヒカリ・はえぬき・ヒメノモチの種籾を塩水選・温湯消毒・浸種した桶の水を交換していますが, そのとき桶の中の水の水温を測定しています. 今日でその日から15日目に入りますが, それをEXCELでグラフ化しました.

    会津の篤農家・佐瀬与次右衛門さんの "会津農書"に従って, 浸種と播種をすることにしています. 会津の山郷では, 浸種は3月20日, 播種は4月20日が, 会津の山郷の自然,地理と気候が配慮された農作業暦に沿ったものになります.

    4月20日に積算温度が100°Cになるように水温の管理をしていますが, 発芽の兆しが見えるのは, 早稲のヒメノモチ, 中稲のはえぬき, 晩稲のコシヒカリの順番です. 年によっては, 4月20日になっても発芽を確認できない場合もありますが,発芽直前のはとむね状態になっていますので,播種を実施します. これまで, 11年間,それで問題なく育苗することが出来ました. 私の積算温度の管理は,かなりいい加減なもので, 単なる目安と気休めにしかなりませんが, "しないよりした方がいい・・・" と思って播種した桶の水の積算温度を毎日確認しています. 

    種籾を浸種した桶と水道水を入れただけの桶の2つの桶の水温を測定していますが, 種籾を播種した桶の水温は, 水道水を入れただけの水温より1°C高くなります. この1°Cは, 種籾が生きていることの証拠・・・. いのちがあるところ, その体温で, 水温が上昇することになりますから・・・.

    

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