2025/12/29

朝7:30に起床して, ルタ–の独訳聖書を読む・・・

    今朝, 夢をみました.

    見慣れた独和辞典が出てきて, "みんな歳をとると, 視力が低下して, 小さな活字の辞書は読めなくなると言ってるけれど, もし, あなたが今使っている辞書が読みにくくなったら, 私を読んでください"と語りかけて来ました.

    目がさめたとき,夢に出てきた独和辞典 "相良太独和辞典" を使って, ルターの独訳聖書を読みはじめました. 活字が大きく,活字の横線・細線が少しく太いし,見出し語が大きくはっきり印刷されているので,とても辞書引きしやすい辞典でした.

    偶然開いたページの "教区長" を意味する言葉の前後の単語を, "岩波独和辞典"・"独和言林"と比較してみましたら,   
"相良太独和辞典" にあって, "岩波独和辞典"・"独和言林"にない単語()があることが分かりました.

    他の独和辞典もチェックしてみましたが, 郁文堂の "独和辞典"や小学館の "コンサイス独和辞典" には同じ単語があり, 古語と現代語の意味の違いを明示してくれている辞典もありました.

      夢の中で,"相良大独和辞典"が, 
"みんな歳をとると, 視力が低下して, 小さな活字の辞書は読めなくなると言ってるけれど・・・"と語りかけて来ましたが, 日本基督教団の隠退牧師になり, 東北福島の妻の実家のある郡山市湖南町に帰郷・帰農する前,網膜剥離になり市内の眼科で手術を受けました. そのとき眼科医の医師が, "あなたはいい眼をしている,歳をとればとるほど, 近くも遠くもメガネ無しで見えるようになる"と診断してくださいました. 私はその言葉を信じて,インターネットで古書・古本集めをはじめたのですが,その眼科医の診断通りの日々を過ごすことができました.

    しかし,年をとると,眼精疲労や視力低下の波にさらされるようになります.その時も,英語やドイツ語の聖書が読めるように,英和辞典や独和辞典は,パソコンの中にインストールしていますので,高齢化による視力低下になんとか抗して行くことができそうです. それに, Casioの電子辞書は表示される文字のサイズを拡大できますので・・・.

    今朝, インターネットにアクセスして, ルターの独訳聖書をはじめいろいろな無料のPDFファイルの独訳聖書,Hebräisches Wörterbuch をダウンロードしました.  英語で聖書原典を読めるのと同じ環境でドイツ語で聖書原典を読むことができるようになったようです. まだ実際に読んではいないので, 単なる私の期待に終わるかもしれませんが・・・.

    日本基督教団西中国教区の高学歴・高資格の先輩牧師たちは, "教団の牧師は, 誰でもドイツ語で神学書を読むことができる.君の書斎の本は, 入門書や基本的な神学書ばかりで, 専門分野の研究書は1冊もない. 私たちは, 無学歴・無資格 (Academic Outsider)の君から学ぶものはなにもない・・・"と語りかけて来ましたが, 無学歴・無資格 (Academic Outsider)の私は, 高学歴・高資格の先輩牧師たちから, それどころか後輩牧師たちからも何も学ぶ機会を失ってしまいました.

    先輩牧師たちがいう, 私の書斎の "入門書"・"基本的な神学書" は,

  ・Theologischer  Handkommentar zum Neuen Testament(全巻)
  ・Kritisch-Exegetischer Kommentar Uber Das Neue Testament (全巻)
  ・Das Neue Testament Deutsch(全巻)

  ・Die Botschaft des Alten Testaments(一部)
  
・Biblischer Kommentar Altes Testament(一部)
  ・Das Alten Testament Deutsch(一部)

  

  ・Karl Barth Church Dogmatiks(全巻)

  日本語で読める注解書は,

   関根正雄著 "詩篇" 
   ルター著 "ローマ書講義"
   カール・バルト著  "ローマ書"・"ローマ書新解"・"ピリピ書注解"


のみでした. 現役の牧師をしていたとき,ついに, 日本人の神学者や牧師が書いた神学書や注解書を読むことはありませんでした. 無学歴・無資格 (Academic Outsider)の私にとっては,神学校の図書室で読んだ彼らの本を読む限り, とても難解で理解することができませんでした. "なにがいいたいのか分からない・・・", そんな感じを強くもちました.日本基督教団の牧師になり,78歳の高齢になった今も,何も変わっていません. 日本の神学の世界は, 高学歴・高資格の神学者と無学歴・無資格 (Academic Outsider)の独学者の間に,越えがたい,暗くて,深い溝があるのですよね・・・.

    日本のキリスト教は, 日本の知識階級・中産階級の宗教としてその存在理由を保持してきましたので,一般民衆がその教会にかかわるときに躓きの石を置いてたのですよね. 農村伝道神学校の教授は, 私が, 民衆に基督教を伝えるためには日本基督教団は宣教のあり方について体質改善が必要であると話したとき,激怒していました. "おまえは俺を馬鹿にするのか? おれは知識階級・中産階級に属する牧師だ! 知識階級・中産階級を批判することは,おれをバカにすることと同じだ!" と言って.

    その言葉は, 無学歴・無資格 (Academic Outsider)の私をして,日本の神学者の神学書から遠ざけ,ドイツの神学者の神学書に向かわせることになりました.

    日本基督教団の牧師になるために神学校に入ったのは, 私が29歳のとき・・・. 今は78歳,昔も今も私は同じ私であるようです. 無学歴・無資格 (Academic Outsider)の私は, 世界の神学の先端的な動向には関心がなく, ただ, 聖書の神のことばの真意を探求するために聖書の独学を続けています.

    しかし, 昔と今では, 聖書の独学環境は雲泥の差があります. その気になれば,無料で聖書のみことばの世界に入っていくことができます. ルター訳聖書も旧約・新約の原典,それを解釈するのに必要な各種辞典も無料でダウンロードすることができます.



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