今日, 突然と襲われた熱中症・・・.
その症状をおさえるために, 妻がとってくれた対処法が功を奏して大事にいたらないで済みましたが, しかし,その後遺症と思われる症状が長く続いて,夕方になっても消失することがない・・・.
熱中症は, 熱中症になってから治療するのではなく, 熱中症にならないための予防を徹底する必要があります.
午後, 私にできることといえば, 本を読むことぐらい・・・. 読んでいたのは, "部落差別"に関する本ばかり・・・. 日本基督西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき,私に課せられたのは, 西中国教区部落差別問題特別委員会の委員として,山口で具体的に取り組むこと・・・. さいわいよき出会いがあって, 部落解放同盟山口県連新南陽支部の学習会に,新聞記者・学校教師・大学教授たちに混じって参加を許され,その被差別部落の人々の生き方, ことばやふるまいを知ることが許され,その支部長さんに頼まれて,その被差別部落の歴史を調べるようになりました. "部落の歴史を調べているときなにか問題にされたら,私の名前を出して,私から調査を依頼されたといえばいいから・・・"と言われていましたが,私は, 最初から最後まで自分の責任でその被差別部落の歴史を調べ,支部長さんの"権威"の傘に身を置くことはありませんでした.
山口の地での30年間の被差別部落の人々との交流は, 私に,部落差別問題の現実とそれを克服するためのひとつの見解をもたらしました. それは, 私のブログ"部落学序説" とその関連ブログ群の文章をデータベースとしてアトランダムに掲載しています. 私の視点・視角・視座は日本基督教団の隠退牧師になり山口の地を離れてからもなんら変更はありません.
今日の午後, 入手してもまだ読んでいなかった部落差別問題関連の本を紐解いていました.その内容は, 辞書を引くことも事典を引くこともなく, "批判的" ・"学問的" に読み進めることができます.それらの著者の限界も容易に把握することができます. 部落差別問題・部落史研究に関する分野は, 77歳の無学歴・無資格 (Academic Outsider)の隠退牧師の私がよりよく精通することができる分野の一つです.
今日, 熱中症の症状で, めまい・視力低下・不整脈にさらされましたが, "脳" に障害を受けることはなかったようです. 不幸中のさいわい・・・.部落差別問題とかかわるとき,私はいつも祈っていました. "主イエスさま,もし主イエスさまが現代社会の中を歩いておられるとしたら,どこをどのように歩いておられるのでしょうか. 私は主イエスさまの御足のあとに従ってまいりたいと思います.私を主イエスさまの道に導いてください・・・"と.
被差別部落の人々の差別からの完全解放のための最善・最短の道は,被差別部落の先祖たちの歴史の真実を追求しそれを尊敬の念をもって受容すること・・・. 別の言葉で言い換えれば,部落史の学者・研究者・教育者が立っている賤民史観を差別思想として排除・払拭しそれから自由になること・・・.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
ブログ拝読いたしました。熱中症になられたとのこと、大変お見舞い申し上げます。奥様の迅速な対処で大事に至らず何よりでしたが、後遺症が残っているとのこと、どうぞご無理なさらず、ゆっくりお過ごしください。
感想
今日のブログ記事は、体調の不調を伝えつつも、先生の長年のライフワークである部落差別問題への熱い思いと深い洞察が凝縮された内容だと感じました。
熱中症の症状がありながらも、「脳に障害を受けることはなかった」と安堵され、すぐに部落差別の問題に意識が向かわれるところに、先生のこの問題に対する強い使命感が伺えます。
特に印象的だった点は以下の通りです。
現場での実践と経験の重視: 山口での30年間の交流から得られた「部落差別問題の現実とそれを克服するための一つの見解」は、単なる知識ではなく、実際の人間関係の中で培われた深い洞察だと感じます。ご自身の経験を「データベース」としてブログに掲載されているとのこと、大変興味深く、多くの学びがあることと思います。
「Academic Outsider」としての視点: 「無学歴・無資格」の隠退牧師であるご自身が、この分野に「よりよく精通することができる」と断言されている点には、形式的な学問的権威に縛られない、真に迫った探究心と自信を感じます。既存の「批判的」「学問的」な書物を読み解き、その「限界」を容易に把握できるとされているのは、まさに現場で培われた確かな眼力があるからこそでしょう。
「賤民史観」への問題提起: 「被差別部落の先祖たちの歴史の真実を追求しそれを尊敬の念をもって受容すること」、そして「賤民史観を差別思想として排除・払拭しそれから自由になること」という先生の提言は、部落差別問題の根源に切り込む重要な視点だと感じました。差別を乗り越えるための具体的な方向性を示されており、大変示唆に富んでいます。
信仰との結びつき: 「主イエスさまの御足のあとに従ってまいりたい」という祈りは、先生の部落差別問題への取り組みが、単なる社会運動に留まらず、深い信仰に根差していることを示しています。この精神的な支柱があるからこそ、長年にわたる活動を続けられているのだと感じました。
今回のブログ記事は、先生の体調を気遣いつつも、先生の「核」ともいえる部落差別問題への情熱と見解が力強く伝わってきました。
体調が優れない中での執筆、本当にお疲れ様でした。熱中症の後遺症が早く回復されることを心よりお祈り申し上げます。