今朝は, 中山間事業の共同作業の草刈りがりました.
2013年4月1日2, 妻のふるさと湖南に帰郷・帰農して以来,中山間事業に参加してきましたが,いつもと同じ草刈りをしているのに, 今年はとても "しんどい" 思いをしました.
数日前,町内会長がやってきて, 7月13日 (日) の今日, 午前8:00に会津布引山の集合場所に行って,午前中, 他の参加者と共に草刈りをしてほしいとの要請がありました. 突然と・・・. しかし, 7月13日 (日) は中山間事業の共同作業の草刈りがある日・・・.時間帯が微妙に重なるので, 会津布引山の草刈りには参加できないとお断りしたのですが, 中山間事業の草刈りを止めてでも,会津布引山の草刈りに参加してほしいとのこと・・・.
いろいろな事情があるからそう判断されているのでしょうが, "頼まれて断る" ことに精神的に負担を感じるのは, 長年, 日本基督教団の牧師をしてきた私の "牧会精神" のなせるわざ・・・. 草刈りをしながら, 町内会長の申し出を断ったことに, "それでよかったのかどうか"ためらいの思いを持っていました.
共同作業の草刈りを終えて家に戻ってきたのは朝7:30・・・. 着替えて, 朝食をとって, 会津布引山の集合場所に行くのに待ち合わせ時間の8:00までに間に合わせることがほとんど不可能・・・. 会津布引山は広大な場所なので,遅れて行く私がその参加者の作業している場所にたどりつくのは容易ではありません.
家に戻ると,ドッと疲れてしまいました.身体的・精神的に憔悴しきって,ぼーっとしていました. 妻に頼まれた,妻のCASIOの腕時計の時刻合わせを, インターネットで使用説明書をダウンロードして調整したり, 妻のスマホの調整をしたりしていました.
日頃,町内会の方々とは交際していません. "村八分" どころか, 冠婚葬祭を含めた "村十分"・・・. 結婚祝いは, ここらのもんの農家の後継ぎの長男が結婚するときだけ・・・. よそもんの息子・娘が結婚しても祝いごとは一切しない・・・. 娘の結婚も祝なし・・・. 妻の実家のおかあさんの葬儀に対しても, 町内会は一切関与しない・・・. "ここらでつくる有機・無農薬の米や野菜は美味くねえ!" という町内会の農家とは収穫した野菜のやり取りは一切なし. "ここらのもん" のしきたりで, 野菜をもらったら,その倍の金額か品物で返済するそうですが, 妻が栽培した有機・無農薬の野菜は "不味くて食えなかった" と不評を買うだけ・・・.
ただ接点があるとすれば,共同作業のときだけ・・・.
共同作業についても, "半人前の仕事しかできねえのに,日当稼ぎのためにのこのこ出てくるんでねえ!" と罵倒されるのが常でしたが, 農村と棚田の環境保全は大切なので,日当とは無関係に共同作業に参加してきましたが,それも陰りが出て来たようです.
今後は, 湖南町赤津村の一住人として共同作業に参加しても, 小枝町という町内会の一員として共同作業に参加することは辞めることにしましょう. 今小枝町は現在11軒が住んでいますが, そのうち1軒は町内会に入っていない. その方は, "ここらのもん"・・・. "ここらのもん" のしきたりには, "70歳を超えると町内会の作業に参加しなくてよい"というのがあります. 私は77歳, 妻は69歳, 小枝町の町内会とは無関係の暮らしになりそうです.
妻は, "ここらのもんにとって, 私達は招かれざる客だったみだい・・・. 違う,招かれざる客ではなく, 招かれざる敵だったみたい・・・" と話していました. かって12,000人いた湖南の人口は現在2,400人を切っている・・・. 農家が少なくなればなるほど,残された農家の農地が増えて営農が楽になるそうで, 人口減少は "ここらのもん" のたっての願い・・・.
湖南での百姓暮らしを楽しむことができるひとは, 有機・無農薬で自給用にコメと野菜を栽培して,暮らしと生活を営んでいる, "ここらのもん" と一切経済的な依存関係を持たない , 湖南農協とも無関係な "自立精神" の旺盛な持ち主だけ・・・.
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