午後2:10頃, 郡山市湖南町赤津村では, 大きなカミナリが鳴り響き, バケツの水をひっくり返したような雨が降っています.
今日は大雨になると天気予報されていましたので, 朝, 棚田の田の草取りにでかけたとき, 農業用水路から取水するためのUV管を閉じたままにしていました.
台風や集中豪雨の大雨のときは,つい心配になって棚田の田を見に出かけたくなりますが, 貝原益軒の "養生訓" の "巻第八 養老"にこのような言葉があります.
"老人は, 大風雨, 大寒暑, 大陰霧の時, 外に出ずべからず. かかる時は内に居て, 外邪をさけて静養すべし."
大雨のとき田の様子を見に行って用水路や川に落ちていのちを失うプロの農家の方々が少なくありません. 日頃, 万が一の災害を想定してそれなりの対策をとっていれば問題はないのですが, 心に残ることがあれば, 心配になって様子を見に出かけるのでしょう.
貝原益軒の "養生訓" は, 現代にも通じる高齢者の生き方についての貴重な証言が溢れています.
"老人は少しの労働により, 少しの,やぶれ, つかれ,うれいによりて,たちまち大病おこり死にいたる事あり.つねに心を用ゆべし"
哲学者ソクラテスは "汝自信を知れ" と語りましたが, 貝原益軒の "養生訓" のこの言葉は哲学を学びはじめた若い人々に対してだけ語られた言葉ではなく,すべての人に,とりわけ高齢者に語りかけられた言葉です.
"高齢者よ, 汝自身を知れ!"
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