Amazonに注文していた 佐々木瑞枝著 "女と男の日本語辞典 下巻" が届きました.
著者の佐々木瑞枝さんは, "1942年京都生まれ.山口大学教養部教授・・・現在武蔵野大学文学部大学院教授"・・・.
辞書なので必要に応じて辞書引きするだけ・・・と思っていたのですが, 辞書は辞書でも通読に値する辞書であるようです. 普通 "男と女" と表現するところを"女と男" と逆転しているところが新鮮で素晴らしい!
"女と男" の立場から 男らしい男として表現される "侍・士" をどのようにみているのか,早速, "女と男の日本語辞典 下巻" を引いてみた. "「侍」の語源は「さぶらひ」で平安時代, 公家に仕えて雑務を行った男性を指し, 公家たちは一段見下した・・・"
"雑務" の "雑" は多種多様を指す言葉で,平安時代の "侍" は, 多くの職 "務" を担っていたようです. 公家たちによって見下された "雑務"の担い手である男は,まさに"多くを穢す" "穢多"的存在・・・. "穢多"的というより,"穢多"そのものであった可能性が高い. 近世の史資料をひもとくと,"女は穢多なり" という言葉に遭遇します. 女性は家事・出産・育児と多種多様な仕事をこなす "多くを穢す" 穢多の類と受け止められていたのでしょう.
ちなみに, "女と男の日本語辞典 上・下巻" に "穢多"・"屠児"・"屠者" の見出しはない・・. おそらく他の用語の説明・解釈の中に練り込まれているのでしょう. 佐々木瑞枝著 "女と男の日本語辞典 上巻・下巻" は通読に値する辞書です.
2025/07/18
侍の職務は"穢多"であった・・・
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