2026年の今も変わらぬ,妻のふるさと・湖南に対する私のイメージです.
上のイメージ画像は, 私の"湖南賛歌" を読んだ,Googleの人工知能Gwminiさんがつくってくれたものです.
"湖南讃歌"
作・吉田向学
1.ここはふるさと みずうみの
北に見えるは 磐梯山
雄々しき姿の 隣には
その名も優し 吾妻山
2. 雪の下から 芽を出して
土手やあぜ道 フキノトウ
細かく刻んで 炒めては
味噌と砂糖で 味をつけ
3. かげろう燃ゆる 野に出でて
摘むも楽しき フキノトウ
ひとの人生の 短さに
よくにた味の ほろ苦さ
4. 雪が溶けて 春になる
白い毛皮の 野うさぎは
春は栗色 衣替え
ひとめ目立たぬ つつましさ
5. 春の淡雪 はかなくて
積もっては消える ねこやなぎ
頬をなでる 風さえも
肌のぬくもり あたたかや
6. 苗代たねまく 時がきて
雪消す音は ガチャガチャと
シャベルの音が こだまする
そりで運ばれ 水の中
7. まいたたねもみ 芽を出して
一寸くらいに 突き出ると
うめやスモモの 花も咲き
ウグイス・フクロウ 鳴きはじめ
8. 湖南の山に生える木は
楢にミズナラ白樺に
栗にこぶしにブナ檪
ほおで数えて切がない
9. ミルク色した春の陽の
山の木立に群れをなす
鳥の鳴き声聞きながら
緑の若葉に目が染まる
10. 春風吹くと東北の
山々若葉が芽を吹いて
この葉の香りが漂いぬ
青草背にして空仰ぐ
11. 学校帰りの道草は
すかんぽ摘んでは汁を吸い
たんぽぽ綿毛を吹き飛ばし
ぺんぺん草の葉を奏で
12. 蓮華の花で髪飾り
蒜の腕輪を楽しみぬ
小川に入り水芭蕉
遊ぶひとときたのしさよ
13. 五月になれば 清流の
ながれの石の 上で鳴く
カジカの声は ほろほろと
谷地田に響く 美しさ
14. 若葉しげれる 川上は
かっこう鳴いて こだまする
心にしみる その声は
孤独楽しむ 時となる
15. 湖南の山の ほととぎす
テッペンカケタカ 鳴きわたる
姿見せねど そのつばさ
青さに染まる 美しさ
16. 色鮮やかな かわせみは
翡翠の鳥と 申すなり
空と水とを 行き通い
漁りするのも おもしろや
17. 常夏川の河原には
小さな魚にシマドジョウ
岩間の石の草の間に
童の姿に身を隠す
18. 田植の頃には聞こえ来る
青葉の梢に鳴く鳥は
不如帰に郭公や
その鳴き声の美しさ
19. 空の青さを映し出す
田の面に泳ぐ みずすまし
波紋を乱す ゲンゴロウ
ミズカマキリやタイコウチ
20.昔の田植えにこつがあり
人差し指と中指で
稲を差し込みそのあとで
親指軽く押え込む
21.田植の終わりのお食事は
うるいや蕗の山菜に
煮豆に納豆しみ大根
かんぷらにつけにみがき鰊
22. 田植が済むと餅をつき
おはぎを作ってひとびとに
ふるさと祭りの楽しさは
結という名の支え合い
23. 湖南の春の短さは
田植と共に過ぎ去りて
はるかな空の流れ雲
定めなき身を思い知る
24. 天の虫と名付けられ
銀色糸ふくこの虫は
かいこさまさま様で呼ぶ
農家の暮らし楽にする
25. 桑の実熟する六月は
かごやびんを持ち歩き
赤紫の桑の実を
集めた印に指を染め
26. 野いちご茱萸に桑の実を
山に分け入り採り集め
みんなで分ける楽しさは
子供の頃の思い出よ
27. 村の鎮守の諏訪さまの
清水は清く冷たくて
遊び疲れた子供たち
喉を潤す有り難さ
28. 向かいの山もたそがれて
やがては闇に包まれる
いたるところで蛙なく
夜は深々更けてゆく
29. こどもの頃に夢に見た
たんぽぽ綿毛に身を替えて
湖南を離れて遠国へ
飛んで行きたい山超えて
30. 湖南を通る街道は
昔は佐渡路と申すなり
長沼江花勢至堂
赤津を通って若松へ
31. 若松城下を旅立てば
江戸へ行く道勢至堂
峠を越える道筋は
赤津福良に三代の村
32. 福良を出れば小枝坂
赤津の村のはずれには
黒森峠の悪路あり
乗合バスもうなり声
33. 青い風吹く陽の光
白壁多き街並みを
通り過ぎれば飯盛の
山に登れば白虎隊
34. 城にかかる橋越えて
中に入れば鶴ヶ城
松の梢の枝ぶりは
古城の名前にふさわしく
35. 猪苗代湖の長浜の
前に見えるは翁島
松の向こうの岸あたり
福良ははるか遠く見え
36. 幼き日々はわが庭に
戯れ遊ぶ小鳥たち
草花こぼれて咲き誇る
ながめて見飽きぬ時もあり
37. 子供の頃に飼っていた
ひつじを競りに出す日には
別れのつらさに泣いていた
春の悲しみ知った日よ
38. 昔の馬市競りの跡
今ではひっそり人影も
絶えて久しき競りの声
今でも残る耳の底
38. 春のこううん終わりなば
子馬は自由に野を駆けり
クローバ葦の茂みにて
思う存分草を食む
39. 湖南の馬は三春駒
峠のふもとに見え隠れ
馬頭観音石碑立つ
馬の悲哀のしるしなり
40. 福良赤津の三春駒
軍馬となって出征し
一人も帰らぬ悲しさを
石碑に刻む千手院
41. 湖南の空をB29
爆音立てて通りすぐ
目当てとなったは磐梯山
今では空自の戦闘機
42. 猪苗代湖の湖畔には
青松が浜横たわり
浜辺に立てば向こう岸
磐梯山の雄姿あり
43. 湖南の盆の墓参り
登る坂道地獄道
餓鬼に畜生修羅人間
天上六道札が立つ
44. イネの刈入れ 終えたれば
ワラを大きな 束にして
家のまわりに 押し当てて
雪の囲いも 習わしや
45. 奥山もみじに 色づけば
夏蚕の桑の 枝を切り
ドウを編んで 川に挿し
やがてかかるは アメマスで
46. 獲ったアメマス 串にさし
炉辺で焼いて ワラに挿す
冬のつれづれ 取り出して
父の肴と なりにけり
47. 昔ほし草 とるために
のぼった山は ドンデン山
薄・サルトリ 気をつけて
愛でる花は 女郎花
48. しばし休んで 藪の中
見つけたあけび 山梨や
山のぶどうや えびつるや
房を探すも 楽しきや
49. 野良の仕事を 終えたあと
茄子紺色した 山間の
夜の空には 果てしない
銀河の流れ 秋冴えて
50. 渡りゆく鳥 身を休む
渡ってくる鳥 長旅の
疲れを癒す 山の木々
湖南の山の やさしさよ
51. 雪が積もった次の日は
木の実探しが できなくて
ギャアギャア泣いてる カケスたち
杉の木の枝 蹴り上げる
52. 田畑を通って 野うさぎは
月夜の晩に やってくる
足跡残る 雪の上
仲間と群れなし 連れなして
53. 晴れた雪の日 雪合戦
積もった雪も なんのその
遊ぶすがたの こどもたち
学舎すべて 雪の中
54. 積もる雪を かき分けて
さくらやならや ほうのきや
なたで切り出し つくるのは
父が自慢の スキー板
55. 湖南の雪は いろいろに
こな雪わた雪 ぼたん雪
みぞれあられ ざらめ雪
かた雪ね雪 おもしろや
56. 雪国湖南の 道々は
さいひを立てて 道しるべ
雪に隠れた 川や崖
落ちるを防ぐ 村の知恵
57. 厳しき冬の あしたには
樹氷ができて キラキラと
朝日に輝く 美しさ
鳥の鳴き声 キビキビと
58. 冬も遠のく 朝のこと
雪踏み俵で キュッキュッと
音立てながら 帰る道
杉の梢に リスを見る
59. 茄子とトマトの 苗作る
温床つくりに 落ち葉かき
こぶしの花や まんさくや
カタクリの花 眺めつつ
60. 昔の自然の 美しさ
忘れてならじと 四季の里
福良の古老が 語り継ぐ
湖南の明日に 栄えあれ
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