2024/11/09

2~3冊, 同和問題・部落史の入門書を読んで部落差別問題に精通していると錯覚する人たち・・・

    2~3冊, 同和問題・部落史の入門書を読んだだけで, 部落差別問題に精通していると錯覚する人たち・・・

    特に, 学校教師たちの中にそのような人々が多い・・・. 学校教師だけでなく, 基督教界の牧師たちのなかにも・・・. それは, 彼らが部落問題・部落史に関して, 一般説・通説を知ったといいうだけで, 現実の被差別部落やその人々, 部落差別の完全解消を目指して活動している部落解放運動の真の取り組みを知ったことにはなりません.

    readingのためには1冊の英語辞典でまにあっても, writingのためには100冊の英語辞典を集める必要があるように, 部落差別問題についてなんらかの文章を公開するためには, 2~3冊関連書籍を読んだだけでは不可能で, 100~200冊, 関連史資料や研究論文を読破しなければなりません. 本の上だけでなく, 実際に被差別部落の人々との交わりが必要です. "被差別部落の人々との交わり" といっても, 被差別部落の人々にもいろいろな人がいて,また同和対策事業に特化した運動団体や, 被差別民衆から遊離した左翼主義思想の運動団体・政治団体もあったりして,なかなか被差別部落の一般の民衆の声に耳を傾ける機会は多くは無いのですが, それでも, "反差別主義" の志があれば, そのための門が開かれるものです.

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