2024/11/01

今朝5:30に起床, 2時間ギリシャ語聖書を通読・・・

    今朝5:30に起床, 2時間ギリシャ語聖書を通読しました.

    新約聖書のことばは, 私のものの見方・考え方に大きく影響・・・. なにしろ, 中学1年生のときに父から口語訳新約聖書を譲り受け, 愛読してきましたから・・・. 高校1年生のとき, 高校で頒布された日本語・英語の対訳新約聖書をもらって英語で新約聖書を読みはじめ, 旧約聖書も読みはじめました. それから62年間, ずっ~と, 新約聖書・旧約聖書のことばに生かされて来たので,無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私でも, 聖書を聖書として読み, その真意を理解することができるようになっていても不思議ではありません.

    病院で臨床検査に従事しているとき, 日本基督教団出版局発行の, "聖書辞典", "新約聖書略解", "旧約聖書略解", "聖書講座", カール・バルト著 "福音主義神学入門", "教義学要綱", "ハイデルベルク信仰問答", 桑田秀延著 "基督教神学概論"  などを精読して, 信仰と神学のやしないにしていましたが,そのとき独学した信仰と神学は, 日本基督教団の牧師になるために鶴川学院農村伝道神学校で勉学しているときも放棄・改変することはありませんでした.

    神学校在学中に, 雨宮栄一教授の独書購読で, Hanfried Müller 著 "Evangelishe Dogmatik im Überblick" を読みましたが, この神学者は, バルト神学の流れをくむ東ドイツの神学者で, 社会主義・共産主義の社会の中にあって, 社会主義・共産主義にのみ込まれることなく, 福音主義の神学と信仰をつらぬいたひと・・・. 日本の非基督教的・多神教的世界に身をおきながら,そこから自由になって福音主義の信仰と神学を生き抜くためには, 最適な教科書でした. 教理史ゼミで, 松尾喜代司教授の指導のもと読んだ Reinhold Seeberg著 "Text-Book of The History of Doctorines
" とともに, 農村伝道神学校で出会った貴重な神学書でした.

    時代の流れの中で, 左右されず, のみこまれることも変節させられることもなく, 昔も今も,そしてこれからも変わらざる聖書主義・敬虔主義・実存主義・合理主義・相対主義,反差別主義を生きていくためのかけがえのない出会いでした.

    当時の農村伝道神学校の校長は, "無学歴・無資格 (Academic Outsider)で,どこの馬の骨かわからない君を,この神学校の神学生として受け入れたくはなかった" とわざわざ校長宅に私を呼び出して引導を渡してきましたが, 私の信仰と神学が, 日本基督教団の多くの神学者・牧師たちにとって異質なものであったとは・・・! 

    ギリシャ語聖書を読んでいると, いろいろなことが思い出されてきます. あのときあの場所で,このことばに生かされて来たのだと・・・.


      

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