言葉だけではなかなか伝わりにくい, 会津の山郷に属する, 妻の実家のある福島県郡山市湖南町赤津村での冬の暮らし・・・.
玄関の開き戸を開けると見える, 除雪した庭とその向こうの雪の壁,立てかけているアメリカンレーキの高さから雪の壁の高さを推定することができます(左上)
仮車庫の下は, 120羽のスズメたちの餌場,2023年産有機無農薬のコシヒカリの玄米をまいてやっています.その他に2個所 (右上)
中2枚の写真は, 妻の実家の西側の雪,3m高さの壁になっています.下2枚の写真は,妻の実家の北側の雪です. 農機具小屋の北側は雪で埋もれています.
2枚めの写真は, 庭にやってくる120羽のスズメの一部です. 居間の奥からガラス越しにデジタルカメラの望遠で撮りました.
スズメは, 冬の積雪期,食べるものがなくて半分のスズメが餓死するといわれています.妻のふるさと湖南に帰郷・帰農して, 有機・無農薬栽培でコメを栽培して来ましたが, 毎年, 200kgの玄米を餌として与えています.
雪が積もった朝は, 2階の私の寝室の雨戸をつついて音を立て,私に, "はやく雪を除いて玄米をまいてちょうだい"と催促しにきます.
スズメのむれ, リーダーが交代すると, その群れの仕草や行動パターンが異なって来ます. スズメの写真は, 見張り役・・・. その下には, コシヒカリの玄米を食べているスズメの群れがいます.
小林一茶の, "われと来て遊べや親のないすずめ" というのがありますが, この句は, 小林一茶の生活の大変さを物語っているとも解されます.すずめにコメをまいてやる一茶の前に120羽のスズメの群れがやってきたら, 一茶はどうしたのでしょう? すずめも利口だから, 貧しい俳人の一切に無理なことを求めることはないでしょう. コメの価格が高騰している現在にあっては120羽のすずめを養うことは不可能です. 年金暮らし&百姓暮らし, 収穫したコメの販売ルートをもっていない妻と私ならではの,私たちとすずめのたちの "同棲同類" のいとなみです.
昨日やってきた, 妻の故郷・湖南の赤津村では "告春鳥" であるジョウビタキ・・・. 福島の地では,まだ,ジョウビタキの歌声を一度も聞いた事がありません. "天使の歌声のようなジョウビタキの歌声をもう一度聞いてみたい・・・" と妻は言います.
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