2025/08/22

今朝4:30に起床して・・・

    今朝は4:30に起床して, 1時間ほどルターの独訳聖書の続きを読んでいました.

    今朝は体調がすぐれず, 妻はひとりで,棚田と段々畑に野菜の収穫に出かけました. 帰ってきたとき, なにかにかじられたあとのあるスイカをひとつもって帰りました.妻が,"切って,食べて見て・・・" といいますので, 水で洗って包丁を入れますと,パカッと割れて,中から赤いスイカの実が姿を表しました.半分と半分の半分をラップに包んで冷蔵庫にしまい, 残りを半分にして, 朝採り野菜の袋詰めをはじめた妻のところに持っていって, 二人で一切れずつ食べました.妻は, ひとくちかじると急に笑顔になり,"甘くて美味しい!" と話していました.

    私は, 妻が野菜を収穫に出かけている間, この前, 日本の古本屋に注文していた, ピカートの 
"神よりの逃走" (古書価格:400円)・"沈黙の世界" (200円)・"ゆるぎなき結婚" (330円)・"人間とその顔" (300円)・"騒音とアトム化の世界" (1,100円)・"われわれ自身のなかのヒトラー" (500円)のなかから先に届いた, "われわれ自身のなかのヒトラー" と "ゆるぎなき結婚"を読みはじめました. ピカートの著作は妻の大切な愛読書ですが, その本を開くことはありません. それで, 好きなだけマーカーを付けたりメモ書きしたりできる安価な古本を入手することにしました.

    ピカートの著作は, ひとりの聖書の神の信仰者として, 人間・自然・世界・歴史について "観察" したものであるようです. "観察" という言葉は, 仏教用語で, "目に見える現象を通してその背後になる目に見えないものごとの本質について瞑想する" ことを意味しますが,ピカートは身近な現象を"観察"して, 人間の真実なありようを描こうとしているようです. ロシアによるウクライナ侵略戦争, いろいろな国の内部抗争, 様々な殺人や詐欺による犯罪・・・, ピカートがいうナチスを受け入れそれに同調していった人々と同じ環境の中に置かれている人々によって引き起こされているようです. 世界と社会の危険な徴・・・.   ウクライナをネオナチと断定するロシア大統領プーチンはナチスそのもの・・・. 現代のヒトラーになろうとしているようです. 

    機械によって支配されてる人間・・・. その機械とは, ヒトラーとナチスの時代は "ラジオ", 戦後は "テレビ"・"インターネット",そして "人工知能"・・・, それによって人間はその人間性を奪われて行く・・・. ピカートによると, "結婚" は, ひとりの男とひとりの女が "こども" と "道具" によって人間本来の生き方に立ちどもることができる場のことであるようです.   

    日本の古本屋経由で注文したピカートの6冊の著作はできるかぎりはやく速読することにしましょう.   


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上農の草取りと中農の草取り・・・

    会津の篤農家・佐瀬与次右衛門の "会津農書" には3種類の田の草取り法が記されています.     上農の田の草取り:ヒエが芽を出し活着する前に除草     中農の田の草取り:ヒエが生えてから除草     下農の田の草取り・ヒエが生えても除草しない   ...