2025/08/08

コシヒカリの穂が出る前に三番草取り・・・

    今朝は朝寝坊・・・.

    5:00に起床して, 5:30から棚田の田の草取りを始めました. 棚田の中段と下段の境の土手を歩いていますと, 中段の, 早稲のひめのもちは穂が出揃い, 一部の穂が垂れ始めました.中段の, 中稲のはえぬきは全面に穂が出始めました. 20%泥土・・・. 晩稲のコシヒカリは,まだ穂がではじめていないのを確認して, いつも穂がではじめる場所を優先的に三番草取りをしました.

    気温23℃, 湿度78%, 平均風速0.6m/秒・・・, 久しぶりに湖南高原の涼しい天気になりましたので, 快適に除草することができました. 出穂が近づいたコシヒカリの田は, 稲株が太くなり,葉が条間・株間の空間を覆っていますので,1度にヒエを刈り取ることができるのは5条分まで・・・.  

    コシヒカリの草丈は,私のおヘソのあたりまで延びていますので, 1条分のコシヒカリをまたぎながら, 金象印のアルミ製の三角ホーの刃先をダイヤモンドヤスリで研ぎ澄まして,それでヒエを重点的に刈り取って行きます.ひとつの条間だけを歩くと,歩行が不安定になり,バランスを失って田の中で転ぶことになります. すると尻もちで稲株を押しつぶしてしまうことになりますので, こどものころから運動神経の悪い私は,ヒエをまたぎながら左側2条,右側2条の5条のヒエを刈り取って行きます.

    イネの出穂がはじまったとき, 田の中に入りますと,入ったところで,"豊作病" が発生します. "豊作病" はイネのウイルス病ですが, 田の中に入った人間に付着しているウイルスがイネの穂に感染するようです.

    出穂が終わって,穂が実りはじめるとき, 再び田に入って,ヒエを穂を刈り取りカゴに入れて,茎と葉は刈り取って条間に寝かせます. それが,素人百姓の私にとっては, 四番草取りになります.

    田植えのあと, 最初の草取りで使うのは,

    A:コロコロと言われているアルミ製の手押し式田の草取り機
    B:市販の農具を改造して作った自家製の田の草取器

    今回,ヒエが繁茂した場所は, Aで草取りをした場所・・・. コロコロと言われているアルミ製の手押し式田の草取り機 の欠点が明らかになった感じがします.この草取り機は, 目に見える部分のヒエを除草してくれるというメリットがありますが,それと同時に田の土の中に眠っていたヒエの種を田の土に掘り上げてヒエの発芽を促進するというデメリットを抱えています. その点 B で田の草を取った場所では,目に見る部分の田のくさのみを,手作業で取り除くときの要領で取り除いて行きますので, ヒエが大量に発芽・繁茂するようなことにはなりません.

    妻のふるさと・湖南の赤津村は,除草剤を散布するのが一般的・・・. その除草剤が効かないところでは, 刈払機で草刈りをしています. 除草剤を散布しすぎた場合,妻の実家の田のような有機・無農薬栽培でヒエを手取りした田では絶対に生えない草が繁茂している場合も少なくありません. ヒエよりも硬くて, コンバインの刈り取り刃を著しく消耗させるそうです. 田んぼの草取り法,どの方法にも一長一短,メリット・デメリットがあります.

    手で草をとるときのメリットは,  残留農薬による障害を遠ざけ,自分でつくった安心安全なコメと野菜を食べ,健康増進につなげることができること・・・. 農薬散布は,神経毒と生殖機能抑止剤で害虫を除虫していきますが, そのとき農薬散布者の体内に取り込まれた残留農薬は, 神経毒によって認知症,生殖機能抑止剤によって,子宮癌や前立腺癌を引き起こすことになります

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148枚の田に生えたヒエの写真から・・・

      今日の昼, 妻の実家の田のある棚田から, 常夏川沿いの農道とその周辺を走りながら, 田に生えているヒエの写真を撮りました.全部で148枚・・・.     撮った写真を分析して, ヒエがどのように生えているのか,およその傾向を把握しました.     ・ほとんどヒエが生え...