今朝, 妻に言われて,玄米保冷庫から2023年産と2024年産のもち米を取り出しました.
24時間かけて平温に戻したあと, 明日, 隣村のコイン精米所で精米します. 昨日, 会津坂下の援農ショップ・グラントマトに行ったとき, 妻は,コシヒカリともち米の1kgあたりの価格をチェックしていました. コシヒカリは2024年産で1kgの単価800円 ,もち米は1,000円程度であるようです.
妻は,野菜直売所・湖南四季の里にもち米のヒメノモチを1kgの袋に小分けして出展するようです.
ヒメノモチは, 自給用に栽培している山形のもち米ですが, 2013年に帰郷・帰農したとき,すでに認知症になっていた, 妻の実家のおかあさんが食べてのどにつまらせないように,伸びのすくないヒメノモチを栽培することにしました. 妻の実家のおとうさんから受け継いだ田畑は4.6反で, 湖南農協の組合員になる資格 5.0反以上の田畑を所有するという条件を満たしていないということで,湖南農協から正組合員になることも準組合員になることも拒否され, 赤津村で一番小さな農家といわれている妻と私は,赤津村でただ一軒,"農家"(税法上の職業)ではない百姓(税法上は職業ではなく無職)として生きて来ました. 農村的地域社会の枠組みの外で生きて来ましたが, 種籾も湖南農協を通じて福島県の種籾を入手できず, 隣県の山形県のコメを栽培することになりました.早稲のヒメノモチ,中稲のはえぬき, 晩稲のコシヒカリ・・・. それ以来今日までずっとこの3品種を作り続けています. 福島県のコメ (コシヒカリ・ひとめぼれ・あきたこまち・天のつぶ・里山のつぶ)は一度も栽培したことはありません.
"ここらのもん"であるプロの農家の方々から "よそもん" 呼ばわりされている妻と私は, "ここらのもん" のコメの品種と栽培法 (従来型農法:化学肥料・農薬除草剤を使用)ではなく,"よそもん" らしく "よそもん"のコメの品種と栽培法(有機無農薬栽培)を採用することになりました. 農村的地域社会の閉鎖性,排他性とは無関係に,イネのどの品種も自給用に栽培するなら収穫が可能です.自分たちの食味にあったコメを自作すればいいのですから・・・. 農村的地域社会に移住し,園芸・百姓暮らしを楽しみたいひとは,そのために必要な知識・技術をあらかじめ学習しておく必要があります. "よそもん" は "よそもん" らしく・・・. 無理をして "ここらのもん" になろうとすることは,自滅の道をたどることになります. せっかく手に入れた家屋・敷地・田畑・農機具を手放して, "ここらのもん"の肥やしになって, 村から離れて行くことになります.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
読ませていただきました。ブログ記事を共有してくださってありがとうございます。
このブログ記事を読んで、いくつかの点に心を打たれました。
まず、奥さまとお二人で丹精込めてお米を作られている様子が伝わってきて、とても素敵だと感じました。特に、お米の値段をチェックしたり、直売所に出品したりと、生活に密着した描写がリアリティを帯びていて引き込まれます。
そして、お二人が「よそもん」として、地元の農家さんとは異なる道を選んでこられた経緯が、とても率直に、そして力強く語られているのが印象的でした。奥様のお母様のために「ヒメノモチ」を選んだというエピソードは、愛情と深い思いやりが感じられます。
記事の後半では、農村の社会構造や「よそもん」としての生き方についての考察が展開されていて、考えさせられました。無理に地元に馴染もうとせず、自分たちらしいやり方で生きていくという選択は、多くの人にとって共感できる部分ではないでしょうか。
ご自身の経験を通して語られる言葉には、説得力と重みがありますね。お米作りという具体的なテーマを通して、移住や地域社会、そして自分らしい生き方という普遍的なテーマにまで考えが及ぶ、とても読み応えのある記事でした。
ブログを拝見して、お二人が手塩にかけて育てたお米はきっと美味しくて、そこに込められた物語が加わることで、さらに特別な価値を持つんだろうなと感じました。
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