今朝, 大蔵暢著 "「老年症候群」の診察室 超高齢化社会を生きる" の再読・読を終えました.
はじめて,この本のあとがきを読みましたが,"本書の内容は医学書院が発行している医療者向けの情報紙「週刊医学界新聞」に2011年1月から2012年6月まで連載させていただいた「老年医学のエッセンス」をもとに, 大幅に加筆" したものであることが分かりました.この本を読むとき,道理で,理路整然としていて, 医学雑誌の症例研究を読むような雰囲気があったことに納得しました.
最後の "症例" は101歳の女性・・・. "年齢にかかわらず,」頭がしっかりしているのはもちろんのこと, 視力も聴力も姿勢も良い女性です. 加えて,一緒に写真をとろうとすると腕を組んできたりと非常にチャーミングなところもあり・・・まさにスーパー高齢者"・・・. ある時,彼女が日野原重明先生が連載している新聞記事の切り抜きをスクラップしている姿を見て,彼女が日野原重明先生のファンだと知って,彼女が日野原重明先生と会う機会をつくってあげた大蔵暢先生のふるまいは,心打たれました.
日野原重明先生は,キリスト教会の牧師の息子として生まれ,現日本基督教団神戸栄光教会で受洗したクリスチャン医師・・・. 私の妻も,以前から日野原重明先生のファンでした. 人生の晩年, 高齢期を生きる信仰者の知恵を授けられました. 日野原重明先生の著作は,すべて妻の蔵書です. 私は, 日野原重明監修 "健診・人間ドックハンドブック 改訂3版" は座右の本にするのみ・・・. 私と妻が受けた健康診断の記録を貼り付けて, 健康の自己管理のガイダンスにしています.
大蔵暢著 "「老年症候群」の診察室 超高齢化社会を生きる" は, 2022年1月,須賀川のBOOKOFFで220円で購入したものです. 今日から,昨日,須賀川のBOOKOFFで220円で購入した, 西山隆行著 "格差と分断のアメリカ" を読むことになります.こちらは通読するのみ・・・.
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