2025/09/04

不意にツキノワグマに遭遇しないために・・・

       ほとんど毎日,日本全国のどこかで熊が出現,熊に襲われて負傷した方々も少なくないようです.

      テレビニュースをみていますと,襲われるべくして襲われているのではないかと思われるような事例も少なくないようです.

    妻のふるさと,福島県郡山市湖南町赤津村は, 会津の山郷に属します.村の南には, 会津布引山があり湖南高原の自然が広がっています.その湖南高尾の遊歩道のいたるところに "クマに注意" という看板が立てられています. 会津布引山の展望台から下を眺めると,展望台にのぼる道にツキノワグマが歩いているのを見かけることも珍しくありません.

    妻の実家の棚田の田も, 東側の雑木林の中から熊がやってきたり, 農道を歩いていく熊の姿をみたりすることも珍しくありません.農道をゆっくりと散策する熊のあとを軽トラで距離をとってついて行ったこともあります. プロの農家が中干しをするとき, 山から下りてきた熊が田の中に座って乳熟状態の稲を食べる姿を見かけることも少なくありません.

    妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農した年,湖南史談会の会長さんに誘われてその会員になったことがあります.そのとき, 赤津村の Yoshida さんと一緒に, 赤津村の朝日城跡地と夕日城跡地の写真を取りに行ったことがあります. 夕日城跡地は整備されて登山道をあるけば熊に遭遇することはまずありませんが, 朝日城は草と藪をかき分けてのぼってやっとその城趾にたどり着くことができます. そのとき, 赤津村の Yoshida さんが, クマに不意に遭遇しない方法を教えて下さいました. 山の中に入る前に, 道端に転がっている枯れ枝で, 杖になりそうなものを選んで,それで両脇の木々をたたきながら登っていくと, クマのほうが,人間との接触を避けて人間から離れて行ってくれるそうです. 赤津村の Yoshida さんは, 小学校に入る前から, ひとりで山歩きをしていたそうですが, 高齢になるまで, 一度も山でクマに遭遇したことはないそうです.

    それと, 熊が出現する場所はハチが生息している場所・・・. 熊はハチの巣を襲ってその蜜を食べるのですが, ミツバチの天敵は熊・・・. 熊はほとんど例外なく黒色をしていますが, 1mくらいの黒い動体を見ると, ミツバチは, アシナガバチやスズメバチも同じですが, 熊と認識して攻撃モードに入るようです. 私も一度,クマに間違えられて,ミツバチの群れに取り囲まれたことがあります. 私の膝辺りに黒い浮き輪をつけたようにミツバチが飛び回り,嬢王蜂が私の目の前でトバリングしていました. 私がクマでないことを認識した嬢王蜂が私から去って行くと他のミツバチちはそのあとを追って行きました. ツキノワグマがミツバチが巣をつくっている土手を掘り起こしミツバチの巣を襲った次の日の出来事です. 私の服装は上下とも真っ黒,ミツバチたちがクマと思って攻撃体制に入ったようです.

    ミツバチ・アシナガバチ・スズメバチなどがいるところにはクマがいる可能性が大・・・!

    湖南史談会会員の, 赤津村の Yosida さんからのアドバイスや私の経験から,

不意に,
不用意にクマに遭遇して被害にあわない方法は,

    ・黒色の服装を避けて白色の服装をする
    ・ハチが飛び交っているところにはクマもいると思ってあたりに注意する
    ・ひとりで山歩きするときは棒切で木々の幹を叩いて音を立てながら進む
    ・カーブした山道を歩いているとき先が見通せないときは頻繁に木々の枝や幹を棒切でたたいて音を立てる
    ・子熊に遭遇するとすぐ近くに親熊もいるのですぐ子熊の側を離れる
    ・熊の出る可能性がある道を歩くとき杖で路面を衝いて音を立てながら歩く
    ・大きな熊に遭遇しても熊に対して敵対行為をしない

    修験道の白色の装束を身にまとい,錫杖のついた杖をつきながら山道・夜道を歩くと, 熊の方が,人間との不意の出会いを避けてくれます. ハチに刺された人々を救出に向かった消防職員もハチに襲撃されたというニュースを時々耳にしますが,警察官や消防職員の黒色っぽい服装が招き寄せたもの・・・.

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