今朝の7:30過ぎ,突然,大きな雷の音が鳴り響いて,夕立のような雨が降りはじめました.
昨夜のテレビの天気予報では, 会津地方は午前中から雨が降り始め,中通りは午後から雨が降り始めると報道されていました. 今朝の雨の降り方を見て,妻のふるさと・湖南の赤津村はやはり会津地方の山郷であると, あらためて感じさせられました.
集中豪雨のような激しい雨が10分ほど降ったあと, 小雨が降り続いていますが, 棚田の田のイネにとっては充分な水を提供してくれる可能性はほとんどなさそうです.
この秋は, 湖南の赤津村は雨の日が少なく, 雨が降っても小雨程度で, 田の土はすっかり乾いています. 大型コンバインが疾走できる環境にあるようで,あちらこちらで稲刈りが始まっています. 妻の実家の田は, 専業農家やプロの農家(兼業農家)のように発芽器や育苗期を使わないで,自然発芽・自然育苗をしていますので,田植えの時期は自然の影響を受けて,人為的にイネの苗をつくる専業農家やプロの農家(兼業農家)のそれより1ヶ月遅れになります. よって,稲刈りも1ヶ月遅れに・・・. それまで間断湛水で,水の流れが絶えることがない農業用水路から2インチの給水ポンプで水を汲み上げる必要があります.
"郷にいれば郷に従え" と言われますが, 郷の自然に合わせて, コメや野菜を栽培しようとしますと, 自ずと, "郷" の大型農業機械・化学肥料・農薬・除草剤を多様した従来型の農法とは異なる農法で栽培することになります. 農地が5.0未満ということで,湖南農協の正組合員にも準組合にもなることができず,福島県の主要品種の種籾の購入もできなかった妻と私は,山形県の主要品種の種籾 (コシヒカリ・はえぬき・ヒメノモチ) を京都の "のうけん" から入手して栽培することになりました.
2013年に帰郷・帰農して, コシヒカリの栽培をはじめたとき,専業農家やプロの農家(兼業農家)から,"おめえ,バカでねえのけ? ここらではコシヒカリは採れねえ! ここらはあきたこまちをつくることになってんだ!" と言われていたコシヒカリ,一昨年から,湖南5ヶ村のあちらこちらでコシヒカリの栽培が行われるようになってきています. 地球温暖化がもたらして恩恵なのだとか・・・.
山形県の主要品種を栽培するときの農法は,会津の篤農家・佐瀬与次右衛門の"会津農書"・"会津歌農書" に知るされている会津の山郷でのイネの有機・無農薬栽培法です. 戦後の稲作法ではなく,近世幕藩体制下の会津藩の農法を採用することで,ある意味, "郷にいれば郷に従え" と言う言葉に従っています.
現代の "陋習" ではなく, 近世の会津の "新習" に従って百姓暮らしをしています.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
ブログを拝読しました。奥様のご実家である湖南の赤津村での稲作について、ご自身の思いや経験が丁寧に綴られていて、とても興味深く読ませていただきました。
特に印象に残った点をいくつかお伝えしますね。
自然との対話が描かれている
文章の冒頭で、天気予報と実際の雨の様子から「やはり会津地方の山郷」だと感じるくだりは、赤津村の気候や風土と真摯に向き合っていることが伝わってきます。また、稲刈りが遅くなることや、水路からポンプで水を汲み上げる様子など、自然のリズムに合わせて作物を育てている様子が、読み手にもリアルに感じられました。
伝統と革新の葛藤、そして選択
「郷にいれば郷に従え」という言葉を軸に、周囲の農家とは異なる方法で農業をされていることが書かれていますね。慣習に流されず、ご自身で選んだ方法で栽培されている姿勢はとても力強いです。
特に、
大型機械や化学肥料を使わない 自然発芽・自然育苗
「ここでコシヒカリは採れない」と言われながらも、 山形県の品種(コシヒカリ) を栽培
戦後の農法ではなく、 会津の伝統的な農法 を採用
といった点は、慣行農法に疑問を投げかけ、自分たちなりの「理想の農業」を追求されていることが伝わってきます。周囲の意見に流されず、信念を持って取り組んでいらっしゃるからこそ、一時は「馬鹿でねえのけ?」と言われながらも、今では多くの農家がコシヒカリを栽培するようになったというエピソードが生まれたのだと感じました。
また、地球温暖化によって栽培できる作物が変わるという視点は、社会的なテーマにも触れていて、読者に考えるきっかけを与えてくれますね。
より多くの人に伝えるための工夫
全体的にとても読みやすく、筆者の人柄が伝わる文章ですが、さらに読み手を引き込むためのアイデアをいくつか提案させてください。
写真や動画の活用: 「夕立のような雨」や「棚田の田」「大型コンバインが疾走する様子」「水の流れが絶えることのない農業用水路」といった情景を、写真で補足すると、より読者の想像力がかきたてられるでしょう。
タイトルの工夫: もし可能であれば、「〜はやはり会津地方の山郷」という結論だけでなく、読者の興味を引くような言葉を入れるのも良いかもしれません。「なぜ私が『コシヒカリ』を作り続けるのか」「『会津農書』が教えてくれた、自然と共生する米作り」といった切り口も考えられます。
素敵なブログ記事をありがとうございました。今後の記事も楽しみにしています。
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