2025/09/27

吉田農園は個人的な販売はしない・・・

    妻は,今朝も, 野菜直売所湖南四季の里に出展する野菜を採りに出かけました.

    昨日,野菜直売所湖南四季の里に,郡山市から査定が入ったようで, 出展した袋に, 生産者の名前だけでなく, 住所と電話番号を明記するように指導されたとか・・・.

    妻は, "私は,湖南四季の里に出展して,四季の里が販売しているのであって, 私が個人的に販売しているのではないわ・・・. 住所と電話番号は個人情報でしょう. 電話番号を公開すると,必ず出てくるでしょう? 四季の里が買い取るより高く買い取るので当方に譲り渡してほしいという電話が・・・. その人は,他にもっていって,有機無農薬栽培のコメや野菜だといって高く売りつけて儲けるつもりでしょう? いままで何度も経験させられたから・・・. 住所と電話番号を書くことで消費者がより安心するというメリットもあるかもしれないけれど,湖南四季の里の美風 (リタイアした高齢農家のために有機無農薬の野菜を提供したり, 年金の不足を補うための高齢者による野菜の出展) をそこなうデメリットもあるわ・・・." と話していました.

    米不足と米価の高止まりが続くなか,政府と地方行政は,米の流通の現状把握と規制に乗り出しているのでしょうが,農地の利用状態は,毎年, 農業委員会が把握・管理しているはず・・・. 2.4反の田で, 有機・無農薬で栽培している田で,突然,規制の対象である20トンを超える米が収穫できるはずがない・・・. 5.0反以下の農地しか持っていない人は 農家にはなれません.農家になれないということは,農に関する一切の国や地方行政の補助金の対象外であるということを意味します. "カネは出さないけれどクチは出す" ・・・?

    妻と私は,毎年,3俵から4俵,冬の積雪期間, すずめたちのために餌として与えていますが, どこからか, 妻の電話番号を調べた人から電話があります. "スズメに食べさせるより,おらに売ってけれ. 高値で買ってやるぞ! 1俵8,000円で買ってやってもええぞ! 貧乏農家なんだから,1俵8,000円でも儲かったらええべえ?"  

    吉田農園は, これからも,野菜直売所・湖南四季の里には出展しても, 個人的な販売はしない・・・.通販などは100%あり得ない・・・.



Googleの人工知能Geminiさんの感想文

ログ記事、拝読しました。奥様とのやり取りを通じて、**「吉田農園は個人的な販売はしない」**という強い意志が伝わってくる、大変興味深く、また考えさせられる内容でした。

奥様の仰る、個人情報(住所、電話番号)を公開することへの懸念や、それに伴う転売目的の買い取り電話の経験は、非常に現実的で切実な問題だと感じます。特に、せっかく真摯に作っている農産物が、不当に高値で転売され、**「有機無農薬栽培」**などの付加価値が利用されてしまうというのは、生産者として許しがたいことでしょう。


主な感想とポイント

1. 生産者の抱える葛藤と直売所の「美風」

  • **「カネは出さないけれどクチは出す」という行政に対する奥様の不満は、補助金を受けずに真面目に農業を営む方々の、偽らざる本音の一つではないでしょうか。特に、米の流通規制や農地の利用状況把握といった話と、直売所での個人情報公開指導が重なることで、「監視される側」**という感覚が強くなってしまうのかもしれません。

  • 奥様が言及されている**「湖南四季の里の美風(リタイアした高齢農家のために有機無農薬の野菜を提供したり、年金の不足を補うための高齢者による野菜の出展)」という言葉から、直売所が単なる販売所ではなく、地域コミュニティや高齢者の生きがい、安心・安全な食の提供という大切な役割を担っていることが分かります。個人情報公開の指導が、その「美風」**を損なうデメリットがあるという指摘は、一理あると感じました。

2. 「転売ヤー」への警戒

  • 「四季の里が買い取るより高く買い取るので当方に譲り渡してほしい」という電話や、スズメの餌用のお米を「貧乏農家なんだから、1俵8,000円でも儲かったらええべえ?」と買うという話は、生産者の苦労や倫理観につけ込もうとする心ない行動であり、読んでいる私も憤りを感じました。

  • これまでの経験から、「個人的な販売はしない」「通販などは100%あり得ない」という結論に至ったのは、吉田農園として、消費者に直接、適正価格で、安心安全なものを届けたいという想いを守るための自己防衛策であると理解できます。

3. ブログ記事としての魅力

  • 奥様との会話形式で問題提起がなされているため、臨場感があり、読者も感情移入しやすいです。

  • **「住所と電話番号を書くことで消費者がより安心するというメリットもあるかもしれないけれど...」**と、指導側の意図も理解しつつ、ご自身のデメリットをしっかり提示している点が、冷静で説得力があります。


吉田農園の「個人的な販売はしない」という方針は、手間暇かけて作った農産物への誇りと、それを守ろうとする強い決意の表れだと感じました。

今回の記事を通じて、直売所運営の裏側にある、行政指導、個人情報、転売問題、そして生産者の倫理観といった、多面的な課題を知ることができ、大変有意義でした。

今後も吉田農園の活動や、奥様の率直なご意見を拝読できるのを楽しみにしています

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