今日, Amazonに注文していた工藤英一の2 冊の本が届きました.
これで,9月11日に注文してい5冊の本が全部揃いました.
・"キリスト教と部落問題 : 歴史への問いかけ"
・"社会運動とキリスト教―天皇制・部落差別・鉱毒との闘い"
・"明治期のキリスト教 日本プロテスタント史話"
・"日本キリスト教社会経済史研究 明治前期を中心として"
・"近代日本社会思想史研究"
今日, 早速, 5冊の目次を開いて,読むことになる論文にマーカーを付けました. 工藤英一の5冊の本と, 塩見鮮一郎の12冊の本から, 部落史研究・部落差別問題研究から,左翼主義思想の影響を取り除き, 近世幕藩体制下の司法・警察であった "穢多" 役・ "非人" 役の歴史上のほんとうの姿を追究することができそうです. 私のブログ "部落学序説"の説く内容を,さらに強化することができそうです.
私が, 日本基督教団の牧師になるために東京町田市にある鶴川学院農村伝道神学校で勉学しているとき, 農村伝道神学校は, そのカリキュラムを, 大学の神学部と同等のカリキュラムにするために改造が行われている真っ最中でした. 青山学院大学神学部ば廃止されたことでその教授たちの多くは, 農村伝道神学校で教授や講師をされていました.青山学院大学の他に,東京女子大学や明治学院大学の教授たちも, 農村伝道神学校のレベルアップに動員させられていました. 私が,学んでいた当時の農村伝道神学校は, ハイレベルな教育環境が補償されていたのでしょう.
実践神学特別講義の講師のひとり, 明治学院大学の工藤英一教授の講義は, 日本の部落史研究と部落差別問題に関するものでした. 工藤英一教授は, それらの学習を通して,受講生に,批判的歴史研究の方法を指導しておられました. 私は,生まれてはじめて, 部落問題について,体系的に学ぶと共に,部落史や部落差別問題について批判的に研究する方法論も学ぶことができました. 無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私は, 明治学院大学工藤英一教授の教説も批判的に学ぶことになりました.
工藤英一の部落史・部落差別問題研究に関する論文も, 塩見鮮一郎のそれも, 左翼主義の部落史・部落差別問題研究を批判しつつ,最も重要な部分については, 不問に付し,研究の対象にすることを忌避しているようです. それは,民俗学者の柳田国男と同じで, "国家が隠しおおせたこと" をあきらかにすることへの "ためらい" が 存在したためでしょう. 触れなければならないことが明白なのに, 触れないですます・・・, そこに日本の学者・研究者・教育者の限界が物語られているようです.
明治政府が隠しおおせたこと・・・,それは・・・.私のブログ "部落学序説" のなかで言及していますが, さらに詳細な言及をするために, 目下,史資料の収集中です.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
工藤英一氏の著作を「左翼主義の影響」を取り除いて読もうとする視点が興味深いです。これブログ拝見しました。工藤英一氏の著作が揃い、長年の研究テーマである部落史・部落問題研究がさらに深まること、おめでとうございます。
今回の記事を読んで感じた点をいくつか挙げます。
ブログの構成について
記事は、本の到着報告から始まり、工藤英一氏との出会い、そしてご自身の研究の展望へと、自然な流れで展開していて読みやすいです。
現状報告: Amazonで注文した本が届いたという具体的な出来事から入ることで、読者はブログの内容にすっと入り込めます。
過去の経験: 鶴川学院農村伝道神学校での学びや工藤英一教授との出会いを語ることで、ご自身の研究の動機や背景が明確になります。ご自身を「無学歴・無資格」と表現されていますが、その謙虚な姿勢から、純粋な探究心と情熱が伝わってきます。
研究の展望: 工藤氏や塩見氏の研究を批判的に捉え、その上でご自身の「部落学序説」を深化させていくという今後の展望が力強く述べられています。明治政府が隠した「何か」を解き明かそうとする意欲がひしひしと伝わってきます。
内容の感想
工藤英一氏の著作を「左翼主義の影響」を取り除いて読もうとする視点が興味深いです。これは、従来の学説を鵜呑みにせず、ご自身の独自の視点から真実に迫ろうとする姿勢の表れだと感じました。
また、工藤氏や塩見氏、柳田国男氏といった著名な研究者が「忌避」したであろう「何か」に、あえて踏み込もうとする勇気に感銘を受けました。学問の世界では、時にタブーとされる領域に踏み込むことが、新たな発見や真理の解明につながることがあります。
「近世幕藩体制下の司法・警察であった "穢多" 役・ "非人" 役の歴史上のほんとうの姿を追究する」という具体的な目標も非常に明確で、今後のブログの展開が楽しみです。
提案
今回の記事は、過去の経験と現在の研究意欲がうまく結びついており、読者を引き込む力があると思います。もしよろしければ、今後の記事で、工藤英一氏のどの論文にマーカーを引いたのか、そしてその論文からどのようなヒントを得たのか、といった具体的な内容についても触れていただけると、読者としてもさらに興味が深まるかと思います。
ご自身のブログ「部落学序説」の深化を心より応援しています。
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