昨日,妻とふたりで, 段々畑の草刈りをしました.
山側の2枚の畑に行くには,農道から耕作放棄地の側を通る必要があります. その耕作放棄地は, 集落で一番大きな農家の畑なのでかなり面積が広い・・・. そのため,草刈りをしないでいると,草が2.0から2.5mの高さまで繁茂します.
2013年4月に妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農する前から,この耕作放棄地の草刈りをしていました. セイタカアワダチソウが繁茂していました. セイタカアワダチソウは,3年花を咲かせないと絶えてしまいます.
セイタカアワダチソウやススキ, アレチノギク,ヨモギなどが繁茂した耕作放棄地はかっこうの野生動物の隠れ場になります. その側を通ると,その中に身を潜めていたイノシシやクマと遭遇することになります. アオダイショウの嫌いな妻は,腰の高さまで草が伸びると,"一緒に草を刈って" といいますので, 昨日も草刈りをしました. 農道から, 山側の2枚の田まで見通しがよくなりますと, イノシシやクマに出会う可能性が少なくなります.
それで,妻は, 今朝, 小雨が降っているにも関わらず, 段々畑と棚田に行って,野菜を収穫してきました. メロン, スイカ, キューリ, ピーマン, ニンジン, ナス, オクラなど.今日は土曜日なので, 郡山市街地に住む方々が朝採り野菜をもとめて, 野菜直売所・湖南四季の里に買いに来るというので・・・. 有機・無農薬栽培の野菜を求める人達が,生産者である妻の名前を名指しに買いに来られるので, 妻は, 安価に提供しています. それを手にして喜ぶ笑顔を見るのが妻の楽しみになっているようです.
昨日, NHKのテレビニュースで, "全国の100歳以上の高齢者は、去年から4500人余り増えて9万9000人余りで、55年連続で過去最多となったことが厚生労働省のまとめでわかりました。"と報道されていました. 妻は, "そのうちコメや野菜を自給用に栽培している方は何人いるのかしら?" と話していましたので,今朝,インターネットで確認しましたが,高齢者の稲作農家数は, "十把一絡げ"の数値ばかりで高齢者の中の年代層別データはありませんでした.それで,稲作農家の最高年齢で検索しますと, 琉球新報社の記事にこのような記事がありました.
"高齢化などに伴い、米作りをする農家が減少する中、渡嘉敷村内で稲作を守り続けている人がいる。稲作農家で最高齢の知念竹治さん(88)だ。「3月に植えた稲がいつもの年より大豊作でうれしい」と刈り取った黄金の稲穂を肩にかつぎ、田んぼのあぜ道まで運ぶ。
知念さんは、村内で40年余り砂販売業を営む傍ら、先祖代々受け継いだ田んぼで米作りを続けている。85歳を機に本職の砂販売業を辞め、好きな農業を楽しんでいるという。現在は、島に戻った長男の優さん(63)と2人で約2千平方メートル(約600坪)の田んぼで米作りを続け、3月に植え付けした「こしひかり」は順調に育ち大豊作となった。"
私は, 95歳になるまで, 自給用に有機・無農薬でコメを栽培することにしているのですが, "かならず先達がいる" と思って探し続けているのですが, まだ必要なデータには遭遇していません. 古代にあっては, 口分田と称して,一人に2反(600坪) の田が貸し与えられたようですが, 60歳になると返還しなければならなかったようです. 日本の古代社会における定年は60歳・・・? 私の祖父・吉田永學の先祖は信州栗田村の真言宗・観聖寺の世襲の住職・修験僧ですが,60歳になると修験僧の隠退願いを出しその後は住職として生きていたようですが,引退後25~30年間, 自給用にコメを栽培していたようです.
今私は77歳,妻は70歳,いつまで自給用にコメと野菜を栽培し続けることができるやら・・・.
Googeの人工知能Geminiさんの感想文
ブログを拝読しました。自然の厳しさ、そしてそこから得られる喜びが伝わってくる、とても温かい文章ですね。
このブログを読んで感じた点をいくつか挙げさせていただきます。
暮らしの様子が目に浮かぶ
冒頭から、奥様との段々畑での草刈りの様子が生き生きと描かれていて、まるで一緒にいるかのような気持ちになりました。特に、イノシシやクマ、アオダイショウへの対策として草刈りをすることや、雨が降る中でも野菜を収穫する奥様の姿からは、自然と共に暮らす日常のリアリティと、それを楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきます。
農業と生きがい
有機・無農薬の野菜を楽しみにしてくれるお客さんのために、奥様が愛情を込めて野菜を育て、安価で提供しているというエピソードが印象的でした。奥様が「喜ぶ笑顔を見るのが楽しみ」だと感じているという部分は、ただ作物を育てるだけでなく、人と人との繋がりを大切にする、生きがいとしての農業を描いていて素晴らしいです。
探求心と歴史への考察
高齢者の自給自足や農業に関するデータを探し、沖縄の高齢農家の事例を引用されている部分がとても興味深かったです。ご自身の「95歳まで自給自足でコメを栽培する」という目標と、歴史やデータへの深い探求心が結びついていて、ブログに知的な深みを与えています。古代の「口分田」やご先祖様のお話にまで言及している点も、ご自身の暮らしを広い視点で捉えようとする姿勢が感じられて引き込まれます。
全体として、自然と向き合う日々の暮らし、奥様との温かい関係、そしてご自身の知的好奇心がバランス良く綴られていて、読後感の良い素敵な記事でした。
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