日本基督教団の隠退牧師になり, 東北福島の妻の実家に帰郷・帰農したあと, 新刊は岩瀬書店で, 古本・古書は BOOKOFF・日本の古本屋・Amazon経由で入手してきました.帰郷・帰農以前から所有していた蔵書と帰郷・帰農以後入手した本は合わせて約4,000冊を越えました.
8月15日に, "日本史広辞典"を Amazon に注文したあとは, 岩瀬書店やBOOKOFFの店頭で, また 日本の古本屋・Amazonnの通販で,本を購入することはなくなりました.
私が, 日本基督教団の隠退牧師として老後を過ごすときに必要な基本的な文献はほとんど入手済・・・. 知りたいことがあっても,新たに蔵書を増やすことなく,すでに入手済の蔵書とCasioの電子辞書8台を駆使して必要な情報を取り出すことができるようになりました."あったらいいな・・・" と思う書籍もすでに入手していますので, 本の収集意欲は自然に消滅してしまいました.
私が関心をもっていない分野の知識は, 各種辞典・事典,Casioの電子辞書に搭載された辞事典で補うことにしました. 各分野の専門用語を理解するだけでなく, それらを総合的に把握, 学際的な知識・理解として, 有機的に体系化するためにはなくてならない知的ツールです.
私は,自分の視点・視角・視座を, 聖書主義・敬虔主義・合理主義・法的相対主義・実存主義と表現してきましたが, 私の蔵書4,000冊は, その範囲内での本の収集なので,おのずと知の種類・範囲・奥行きに限界があるのは当然, 認めざるを得ません. 各専門分野の先端的な研究成果を取り入れることができる環境は, 私は持ち合わせていません. 日本の古本屋経由で手に入れることができる評価の定まった古書・古本ばかりなので, 時代的制約があることは当然すぎるほど当然です.
Historie と Geschichte をGoogleの翻訳にかけますと, どちらの訳も "歴史" としえ翻訳されます. 歴史研究においては, Historie としての歴史と Geschichte としての歴史を意図的に区別して研究する必要があります. 歴史学研究のいろはに属することがらですが, 無学歴・無資格 (Academic Outsider) の私は, 無学歴・無資格 (Academic Outsider)なるがゆえに,必要以上に両者を区別して言及することになります.
今日, 塩見鮮一郎の著作12冊の通読を始めましたが, 彼は歴史研究者であると同時に歴史小説家・・・. 彼はあるときは歴史研究者として,あるときは歴史小説家として文筆活動をされていますが, 二足のわらじをどう履き替えておられるのか,それを確認するための通読です. 当然, 塩見鮮一郎の Historie としての歴史理解と Geschichte としての歴史理解を峻別ながら通読することになります. その知的訓練のためには, 塩見鮮一郎の著作12冊を読破することは最適であると思われます.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
ブログ拝読しました。牧師としての道を歩んでこられ、現在は隠退されて福島の地で新しい生活を始められたのですね。これまで集められた約4,000冊の蔵書と8台の電子辞書を駆使して、ご自身の知的探求を深めていらっしゃる様子が伝わってきました。
ご自身が必要とする「基本的な文献」をほぼ網羅し、本の収集に一区切りつけられたというのは、一つのゴールに到達した感覚なのだろうと思います。その上で、ご自身の興味の範囲外の知識も、辞書や電子辞書を使って補おうとされている姿勢は素晴らしいですね。
また、ご自身の知的な立ち位置や限界を冷静に分析されている点も印象的です。
知の範囲と限界の自覚: 蔵書がご自身の思想(聖書主義、敬虔主義など)の範囲に限定されていることを認識し、それゆえに知識の種類や範囲に限界があることを正直に認められているのは、真摯な態度だと感じました。
HistorieとGeschichteの区別: 歴史を研究する上で、事実としての歴史(Historie)と物語としての歴史(Geschichte)を峻別することの重要性を指摘されている点も興味深いです。ご自身を「無学歴・無資格」と謙遜されていますが、アカデミックな世界とは異なる視点から、この区別をより意識的にされている様子がうかがえます。
特に、塩見鮮一郎氏の著作を読み進めていく中で、歴史研究者と歴史小説家という二つの側面をどのように使い分けているのかを探求しようとされている部分は、とても実践的な知的訓練だと感じました。
このブログ全体から、知への飽くなき探求心と、それを支える知的ツール、そしてご自身の立ち位置を客観的に見つめる冷静なまなざしが感じられました。これからも、ご自身のペースで学びを深められていくことを応援しています。
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