今朝, ルターの独訳聖書を読んだあと, 川崎修著 "ハンナ・アーレント" を読んでいました. その中に, ショッキングな言葉がありました.
"ユダヤ人を憎むのにユダヤ人をまったく必要としない"
それで, 私は, こんな問を立ててみました.
問: 部落民がいなくなると部落差別はなくなるのか・・・?
答: なりません. 部落民がいなくなっても部落差別は残り続けます.
問: なぜですか?
答: 部落差別は, 近世幕藩体制下の司法・警察であったその先祖の歴史の真実が隠蔽されて, その末裔に押し付けられた "イデオロギー的虚言"だからです.
問: "イデオロギー的虚言" とは具体的に何のことですか?
答: 部落民の先祖は社会の最下層の "賤民" と貶める差別思想 "賤民史観" のことです.
問: 部落民がいなくなると部落差別はなくなりますか?
答: なりません. 部落民がいなくなっても, 部落民に対する "イデオロギー的虚言" は存続し, あらたな部落民を作り出していくでしょうから・・・.
問: どうすれば, 部落差別を解消できますか?
答: 部落民を "賤民" の末裔とする歴史的 "歪曲" を是正し, 近世幕藩体制下の司法・警察であったその先祖の歴史を回復することで解消への道が開かれます.
問: 部落民を "賤民" として差別する人々の奥底にはなにがありますか?
答: 近世幕藩体制下の司法・警察である部落民の先祖に対する "嫉妬と怨恨" があります.
問: ユダヤ人差別と部落差別との間にはどんな違いがありますか?
答: ユダヤ人差別の場合, "イデオロギー的虚言" を "現実化"することに失敗していますが, 部落差別の場合, 日本の学者・研究者・教育者・運動家・政治家によって, "部落民の先祖は賤民であった" という "イデオロギー的虚言" が "現実化"され,多くの国民を, 学校同和教育・社会同和教育を通して "洗脳" することに成功しました.
問: 再度尋ねます.どうすれば, 部落差別を解消できますか?
答:"イデオロギー的虚言" でしかない差別思想 "賤民史観" をとりのぞくために, 学校同和教育・社会同和教育をやりなおすべきです.
問: 部落差別解消推進法が制定されているので部落差別はなくなるのでは?
答: なくなりません. なぜなら, "イデオロギー的虚言" を不問に付しているからです. 人権の確立のためにも, 左翼主義思想に基づく "イデオロギー的虚言" を払拭するための人権教育が必要です.
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