Gooblogの事務局、私のブログを差別文書として閲覧禁止・削除処分にすると通告してきたとき、数回やりとりをしましたが、その中に、私が、本田豊の本をインターネット経由で入手していることをブログに書き込んだり、その内容を紹介することは部落差別にあたると判断していることを告げてきましたが、なぜ本田豊の著作が差別文書扱いされるのか、これまでそのことを検証しないできましたが、この夏、入手している本田豊の著作7冊を通読・精読することにしました。
1997年の著作には、<特に最近は・・・間違った考え方が、次々に否定されましたから、部落史にとっては大変面白い時代になりました。 何よりもイデオロギー的に物を見なくてよくなったのは大きい・・・>とありました。 被差別部落の人々が差別から解放されるには左翼主義のイデオロギー的差別思想から解放される必要があると主張されているようですが、私の『部落学序説』の基本的な見解、被差別部落の人々が差別から解放されるには左翼主義思想の差別思想<賤民史観>から解放されなければならないという主張に合致するところがあるようです。
本田豊氏に影響を与えたのは東京都立大学の小沢有作教授であるそうですが、小沢氏は、日本の民衆に間違った観念を植え付けることになった<学校知>から離れて<民衆知の復権>を説いておられるようです。 本田豊氏は、<教育とは生きることを励ます学問>であるという小沢氏の見解に賛同しつつ、<今日、教科書をどのように読んでも、生きることを励まされることはありません>といいます。 <学校知>の典型である学校同和教育の教科書や学校教師の指導によって、被差別部落内外の生徒たちが<生きることを励まされる>可能性はなく、<学校知>は、<民衆>の<もっている知識や言葉を否定する方向に働く>といいます。
本田豊氏の学校同和教育の全面否定の言葉・・・? 同和教育の教科書、同和教育を担う学校教師、同和教育実践報告などに対する否定的見解は、吉田向学の『部落学序説』同様、左翼主義思想の部落解放運動に不利益をもたらす差別行為として法務局の言論弾圧政策に従って排除されようとしているのでしょうか・・・?
昨夜、Amazonで小沢有作の著作を検索しますと『部落解放教育論―近代学校を問いなおす (1982年)』古書価格628円+送料350円=978円がヒットしました。 即注文しました。
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