2023/07/15

歳をとっても習慣は変えられる・・・

    朝4:00に起きて、ヨーグルトとコーヒーを摂取、そのあと数時間、棚田の田の草取りをはじめて今日で10日目になります。

    朝の健康管理は、夜の風呂上がりの健康管理に移行しました。 健康管理のための最高血圧・最低血圧・脈圧差・平均血圧・脈拍数・体温・体重などの数値は、朝の起床時と夜の風呂上がりの時間帯とではほとんど差がありません。 風呂の湯の温度はいつも42°C、入浴時間は3分です。 そのため、入浴による血圧の上昇は低く抑えられているのでしょう。

    ともかく、歳をとっても<習慣>は変えられるということを意味しています。 朝の数時間の田の草取り・草刈りは、日本基督教団の隠退牧師で、妻のふるさと湖南のプロの農家から<素人百姓>とバカにされるのが常の私にとっては、主なる神さまから与えられるめぐみのひとつひとつを数えることができる時間帯です。 <利鎌を持ちて野辺に立つここは朝の祈りの座・・・>。

    江戸の漢学者・新井白石は、『折りたく柴の記』で、高齢の武士の生き方を綴っている箇所がありますが、その中で白石は、歳をとるとそれまでの習慣を変えないようにすることで、たとえボケてもそれを人に悟られないような生き方をすることが大切であると紹介しています。 私は60歳になったとき、<それまでの人生で経験しなかったことはそれ以降もしない>ことを決めました。 <生き方>という習慣を変えることをしないとこころに決めたのですが、日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、教会員のおばあさんの指導で、今日の庭を開墾してミニ菜園・お花畑をつくり、庭木や果樹を植え、有機・無農薬栽培を20数年に渡ってしてきました。 妻の故郷・湖南に帰郷・帰農した時の百姓暮らしの予行演習のつもりでしたので、65歳からの湖南での百姓暮らしは、それまでの<習慣>の継続です。 麦も栽培し、トロ舟でイネの栽培実験もしていましたから・・・。

    高齢期に入ってから、それまで経験しなかったことは経験しないことを決めてはいますが、高齢化と体力の低下によって、その<習慣>は徐々に変化していきます。 今回の早朝の田の草刈りは、歳をとっても<習慣>はおのずと変わる、変えられるとの確信をもたらしました。

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