小沢有作著『部落解放教育論 近代学校を問い直す』の最初に読んだ文章は・・・
<被差別部落の子の身になって見ると、部落差別がひきおこしている非人間化という教育の中の現実があらわになってくる。 つまり、一方に部落出身を隠して生きるという自分の現実があり、他方に部落差別意識内面化という級友の現実があって、それらが子どもたちのあいだにおいて深い裂け目を潜在させていることが、見えてくるのである。 この差別関係の実在が、あることをきっかけにして、 非部落の子による差別発言として言語化され、部落の子の前身を傷つけ、部落の子と非部落の子をさらに引き裂き、それぞれに人間からはずれた歪を増幅するのである。 これは部落差別に起因する直截な反教育的(=差別の)現実である。>
かっての学校同和教育は、常にその危険性があったと思われます。 学校同和教育が部落差別解消にいたらなかったのは、学校同和教育の背後にある、被差別部落の先祖を賤民であるとする、『部落学序説』の筆者である私が差別思想であるとする<賤民史観>が部落の子と非部落の子を精神的に拘束したためです。 それ自体が差別的である<賤民史観>は、学校同和教育の担当教師が同和教育・解放教育に従事してきたと自負すると同時に、その教育が返って部落差別拡大再生産の役をになってきたと批難される根源でもあります。
『部落学序説』の<第6章 同和対策審議会答申批判 (同和対策事業批判) >と<第7章 同和教育批判>は未稿ですが、『部落学序説』の英語新版である『Historical Truth of Discriminated Burakumin』で言及することになるでしょう。
2023/07/31
直截な反教育的(=差別の)現実・・・
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