2025/11/30

朝6:00に起床して,ルターの独訳聖書を読む・・・

    朝6:00に起床して,8:00まで,ルターの独訳聖書を通読いていました.

    今日から,教会暦の上では,アドベント(待降節)に入ります.アドベントには, それにふさわしい聖書の箇所を読めばいいのでしょうが, ルターの独訳聖書の通読を続けることにしました.

    今読んでいるのは, 旧約聖書のサムエル記下ですが, ダビデ王朝で起こった内乱,ダビデの子アブサロムが父ダビデから王権と王国を奪取しようとする謀反による内戦のあと, アブサロムは"名誉の戦死" をとげ, ダビデは,首都エルサレムに帰還します. そのとき, ダビデはダビデに従って王権を回復するのに大きく貢献した人々に恩賞を与えようとします. そのときの人間模様を読んでいますと, いろいろ考えさせられます.

    あるひとは恩賞を受領し, ある人は辞退して他に人に恩賞を譲ります.またその恩賞に不服した人々はダビデから離れて行きます.アブサロムの反乱軍が接近してくるとき, ダビデはその妻子や側近たちとエルサレムを脱出しますが, そのとき,ダビデの10人の側妻を残して行きます.彼女たちは, アブサロムに人々の目の前で強姦されます. その彼女たちがどのような運命をたどることになったのか・・・. 今日の聖書の箇所に明記されていました. ダビデは10人の側妻たちにひとつの家を建て,そこに彼女たちを幽閉したのです. ダビデは,一度もその家に入ることはなく,10人の側女たちは寡婦のようにその生涯を終えた,というのです. 内乱や戦争に巻き込まれた女性たちの行く末に,ただのひとでしかない私は,思いを馳せることができなくなります. ダビデは, なぜ,彼女たちを側妻から解放して,他の男たちに嫁がせなかったのか? なぜ,王宮の一室に幽閉して,外部からシャットアウトしてしまったのか? 

    このことは, ダビデが王として復帰したあとのダビデ王朝の政権の不安定要素を暗示しているかのようです.

    新約聖書のマタイによる福音書は, "アブラハムの子であるダビデの子, イエス・キリストの系図."という言葉で始まりますが, 旧約聖書のサムエル記下をルターの独訳聖書で読んでいますと, "アブラハムの子であるダビデの子" という言葉の間に ", (カンマ)" を打ちたくなります, "アブラハムの子, ダビデの子"・・・. つまり, "アブラハムの子"としてのイエス・キリストと "ダビデの子"としてのイエス・キリスト・・・. マタイによる福音書の系図は, イエス・キリストを,"アブラハムの子","ダビデの子"としてだけでなく, "受難の子, イエス・キリストの系図"として取り上げているようです.


    今年のアドベントの最初の日は, 例年よりあたたかい・・・. 日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき,妻は,毎年,アドベントのために,教会の庭の中につくった小さな森の中のヒイラギモクセイの小枝を集めて,ナンテンの赤い実をさし,アドベントクランツを作っていましたが, 毎年,手が冷たさでかじかむほど寒い日でした.
      

0 件のコメント:

コメントを投稿

朝6:00に起床して,ルターの独訳聖書を読む・・・

    朝6:00に起床して,8:00まで,ルターの独訳聖書を通読いていました.     今日から,教会暦の上では,アドベント(待降節)に入ります .アドベントには, それにふさわしい聖書の箇所を読めばいいのでしょうが, ルターの独訳聖書の通読を続けることにしました.     今...