午前9:30-12:00 昨日に引き続いて,コシヒカリの籾摺りをしました.
ハーベスタの袋1袋だけは, 他の袋のコシヒカリと違って,籾摺りをするのに数倍時間がかかりました. コシヒカリの田の東の山側は, 日当たりが悪く,冬,雑木林の枯れ葉が積り,肥沃な土地になりますので, その付近のコシヒカリは発酵鶏糞を控えめに散布しても徒長しがちになります. それに,雑木林の細い枯れ枝をバインダーで刈るときに一緒に刈ったりします. ハーベスタで脱穀するとき数センチの長さに分断されますが, それが,籾摺機の流れの妨げになります. それと,豊年病の粘着性の黒い穂と, 柄のついた未熟米が,籾摺機の順調な流れの妨げになります. それをひとつひとつ手で取り除いて行きますので,数倍というか4~5倍時間がかかりました.
今日は,2.5時間でハーベスタ6袋を籾摺りすることができ, 今年の籾摺り作業は完了しました.
今年の収穫は,玄米で, ヒメノモチ20kg, はえぬき31kg✕4袋+15kg,コシヒカリ31kg✕17袋で, 679kg (11.3俵) で確定しました. はえぬきとヒメノモチは昨年と変わらず,コシヒカリは昨年より3袋少ない17袋にとどまりました. 15%減・・・.
2014年から稲作をはじめて今年までの妻の実家の棚田の田でのコメの収穫量 (30kg入り袋数)は,
2014年・・・36
2015年・・・30
2016年・・・33
2017年・・・33
2018年・・・13 (カモシカ・クマ・イノシシによる被害)
2019年・・・23 (台風9号による被害)
2020年・・・20 (冷害)
2021年・・・28
2022年・・・27
2023年・・・24 (予想, 高温障害:早稲と中早稲)
2024年・・・25 (コメ不足・米価高騰)
2025年・・・22 (異常気象・高温少雨)
最近5年間の平均は25俵, 今年は平均より12%減, 昨年より12%減・・・. 今年の収穫は,これまでで2番目に少ない収穫量になりました. その数字を見て,妻はとても喜んでいました. "我が家の棚田の田で採れたコメは,収穫量が少ない年のコメの方が美味しいのよね.今年のコメはいつもより美味しいかもしれないわ!" と話していました. 私が,"まだ食べてみないのに,分かるの?"と妻に問いかけますと.妻は,自信たっぷりに,"私の経験から,わかります!" と話していました.
有機・無農薬でコシヒカリを栽培して,減収して,喜ぶ妻と私は,少しでも収穫量を増やすことを目的に営農して,田あたり10~12俵収穫したことを誇る "ここらのもん" であるプロの農家から,"バカ農家" と揶揄されるだけのことはあります. そんなプロ農家はリタイヤしてコメ作りをやめたり, やめる寸前の人が多い・・・. 収穫量の少ない素人百姓は,これからも,自給用に有機無農薬でコメを栽培し続けることになります.
"おめえら,その年になってまで,自分でコメをつくらにゃあ,なんねえのけ? 貧乏はするもんじゃねえなあ! おらあ, 地主さまやって,小作料とって食っていける!", "おめえら, どこの医者にもかかってねえちゅうでねえか? 医者にかかるかねさ持ってねえのけ?貧乏はするもんじゃねえなあ. おらあ,カネさもってるから,医者にかかってる!"
もののみかた・かんがえかたが大きくことなる妻と私は, "ここらのもん"と付和雷同せず, "よそもん"として独立独歩の歩みをしています.
2025/11/06
籾摺り, 完了・・・
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籾摺り, 完了・・・
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1948年生まれ。出身地は、岡山県児島郡琴浦町、当時は、塩田と学生服の町でした。琴浦西小学校・琴浦中学校・岡山県立児島高校普通科出身。神学校は、鶴川学院農村伝道神学校。高校を卒業した後の職業は、大阪府職員、岡山県倉敷式の某医学研究所付属病院で臨床病理検査、さらにその後、専門商社に...
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